スペイン・アルカラ大学「池田教育研究所」と共同研究を開始しました
創立500年以上の歴史と伝統を有するスペイン・アルカラ大学に、創価大学の共同研究所として2019年に設立された、「池田大作『教育と発達』共同研究所」(IDEEAI)のアナ・バレラ副所長と、本研究所の渡辺哲子所員(アルカラ大学IDEEAI研究委員)による共同研究が、創立者池田大作先生の思想哲学に基づいた、人間教育と価値創造教育に関する研究と対話を促進することを目的として開始されました。
共同研究のテーマは、 「価値創造教育における教師の役割(Teachers' Roles in Value-Creating Education)」で、創立者による「教育提言」や、『新・人間革命』の創価教育に関する章について、テーマ分析の研究手法を用いて、文献レビューを行います。本研究は、創立者の教育哲学を、人間教育と価値創造教育の視点から考察し、また、現代のグローバルな文脈において、教師が学生の人間的可能性を育み、人間教育を推進する役割を明らかにすることを目的としています。
これまでに、共同研究に関する打合せを、スペインと日本をオンラインで結び、3回行いました(2025年6月、8月、10月)。
この共同研究について、IEDDAIのアナ・バレラ副所長は、「池田先生の教育哲学における重要な提言である、教師の役割に関する理解を深める貴重な機会となります。創価大学とのコラボレーションによって、文化間の架け橋を築き、教育への人間主義的アプローチをめぐる国際的な学術対話を強化することが可能となります。」と語り、渡辺所員は、「欧州の高等教育機関に初めて設立された、池田教育研究所のアナ・バレラ副所長と、このように有意義な共同研究をさせていただき、とても感謝しております。研究成果を論文で発表し、多くの学術者と創価教育をめぐる対話を広げて参りたいと思います。」と述べました。