丹木の歳時記2025 霜月(二)

 先月、東京・青梅市の小学校で児童と教師がクロスズメバチに刺される事故が発生しました。幸い大事には至らなかったようですが、土の中の巣をうっかり踏んだりすると、攻撃的になった蜂に刺される場合があるので注意が必要です。
 一方、長野や岐阜でクロスズメバチは「へぼ」と呼ばれるなじみ深い蜂。初夏に「へぼ」の成虫を捕まえ、目印となる紐などをつけて放します。飛び去る蜂を追いかけ、巣の在りかを突き止めます。こうして見つけた巣を土から掘り出し、箱に入れて育てます。
 秋には大きくなった巣から幼虫や蛹を採り出して、煮つけにして食べます。かつて山間部では貴重なたんぱく源となっていた食文化が、今も残っているのでしょう。
 岐阜県恵那市串原では、毎年11月3日に「全国ヘボの巣コンテスト」が開催され、愛好家たちが育てたへぼの巣の重量を競います。大きなものは6㎏を超えるようです。
 さて「へぼ」というと、へぼ役者、へぼ絵描きなど、何かの腕前が下手な人の意味もあります。今更強調するまでもなく筆者もへぼカメラマン。プロでも何でもありません。
 「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」で、沢山撮れば中にはそれなりの写真もあるはず。そう思って撮影に励んでいますが、「へぼ」の巣には要注意です(笑)。

ハウチワカエデ
平安の庭
創大シルクロード
第一グラウンド付近
柿とメジロ
シュウメイギク
アキノキリンソウ
山茶花(サザンカ)
カリン
オトコヨウゾメ
柚子(ユズ)
ハクセキレイ

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