丹木の歳時記2026 弥生(一)
今月3日の皆既月食はあいにくの雨模様で観測できませんでしたが、翌日には美しい満月が上りました。午後8時頃の空を見上げるとオリオン座の左斜め上に木星が輝いています。木星と三角形の形で並んでいるのは、ふたご座の主星ポルックスとカストル。地球からの距離はポルックスが約34光年、カストルが約51光年です。
ギリシア神話ではポルックスとカストルは双子の兄弟で、カストルが兄、ポルックスが弟。二人の父は最高神のゼウスです。不死の神性を持つ弟のポルックスは父のゼウスに頼み、兄のカストルと不死の能力を分け合ったとされています。兄と弟は生と死の象徴とも言えるでしょう。
一方の木星の英語名はジュピター。ローマ神話の最高神で、ギリシア神話の最高神ゼウスに当たります。つまり親子関係にあるゼウス、ポルックス、カストルが三角の形に並んでいるという訳です。木星の公転周期は約12年なので、木星が再び双子の兄弟に近づくのは12年後ということになります。
ところでふたご座の英語名はGemini。夜空に浮かぶふたご座はGoogleの生成AI「Gemini」として、仮想空間からも私たちの日常を照らしています。
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