丹木の歳時記2026 水無月(一)

 キャンパス内の筍の伐採がようやく一段落つきました。構内には「文学の池」や「平安の庭」、国際万葉寮付近にも竹林があり、4月から5月にかけて毎年数百本もの筍が顔を出します。竹は極めて繁殖力が強く、筍を放置すると竹が増えて密集し周囲に広がっていきます。放置された竹林は景観の破壊、獣害、道路に竹が飛び出すなどの「竹害」を引き起こすため、筍のうちに除去するしかありません。ということで、週末の早朝にキャンパス内の竹林を見回って一人で伐採作業を行っているのです。
 毎週、何十本もの筍が顔を出し、うっかり見過ごすと翌週には2~3mに伸びていることも。一本一本手作業で掘り出すのは無理なので、見つけ次第伐採する他ありません。近くの道の駅では1本数百円で売られていますが、かといって出荷するわけにもいかず、伐採後は竹林の林床で朽ちるにまかせるしかないのが実状です。
 高齢化や過疎化などで人の手が入らなくなり放置された竹林は全国各地で増えています。林野庁によれば全国の竹林の面積は17.5万ヘクタール以上で拡大傾向にあります。
 そのうち竹の中から赤ん坊のかぐや姫でも見つからないかと夢見つつ(笑)、せめてキャンパスの景観や自然環境だけは維持できればと、毎年の作業に勤しんでいます。

アジサイ
ニワゼキショウ
ヘメロカリス
ムラサキカタバミ
ラベンダー
ザクロ
ウラナミアカシジミ
ナミアゲハ
シオヤトンボ
アカシジミ
ナツグミ
クワ

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