丹木の歳時記2026 文月(一)
「文学の池」の水面では紅白のスイレンが咲いています。池の周囲を一巡りすると、文系A棟の下側の斜面には橙色の花がたくさん咲いています。ワスレグサ科のヤブカンゾウです。朝に開いた花は夜にはしぼんでしまうため、英語では day lily と呼ばれます。
真っ赤な実をつけているのはナワシロイチゴです。酸味はありますが、実は食べられます。アキノタムラソウはシソ科の植物。夏から晩秋まで咲いています。
いよいよ出番が来たとばかりに開花したのはヤマユリ。あたりに強い芳香を漂わせるこの花は、八王子市の市の花です。ヤマホトトギスもユリ科の植物。よく似たヤマジノホトトギスとの見分けは難しいのですが、花被片(紫色の部分)が強く反り返ることから、これはヤマホトトギスと考えられます。
梅雨時の湿った林床に顔を出したのはタマゴタケです。童話の絵本に出てくるような鮮やかな色合いですが、毒はありません。キノコは見分けが難しく、よく似た毒キノコもあります。採取して食べることは避け、観察だけにとどめてください。
湿度が高く蒸し暑い日が続いていますが、キャンパスを散策すると、この時期ならではの植物との楽しい出会いがあります。
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