2023年度 卒業研究発表会を開催しました
11月11日(土)、看護学部4年次生の卒業研究発表会が行われました。発表会では、プレゼンテーションと質疑応答の形式で進行され、司会やタイムキーパーも学生が担当しました。特定の疾患に着目してその看護について研究した学生や、妊産褥婦や認知症の方への対応といった、関わる可能性が高い対象について現状・課題を分析し、今後の展望について研究した学生など多種多様な研究を発表し合いました。調査結果などを分析し考察する力や、相手に分かりやすく伝える力を養うだけでなく「患者さんやご家族のため」「質の高い看護を提供するため」あらゆる角度から見識を広げ、互いの看護観を深める機会となりました。
参加学生の感想
・1年生の時から国際看護とメンタルヘルスに興味があり、両方を取り入れた研究を実施したいと考えていました。今回、実際に海外の方にインタビューを実施できたのは、世界中の国々との繋がりがある創価大学ならではだと思います。英語での文献調査やインタビューに不安がありましたが、教員のサポートや、ゼミのメンバーからの励ましがあったおかげで、楽しく学びながら論文を執筆することができました。今後は臨床でも研究を継続し、地球市民として世界中で活躍できるように成長していきます。
・私は「終末期がん患者の家族のレジリエンスを高める看護」をテーマとし、研究を行いました。研究を行うなかで、患者さんを近くで見守るご家族も様々な苦悩を抱えており、看護師は患者さんだけでなく、ご家族も支えていく必要があると改めて実感しました。そして看護ケアが対象者にとって、どのような効果をもたらしているのかを科学的に分析することで、終末期がん患者の家族が大切な人の死を乗り越え、元の生活に戻れるような支援について、示唆を得ることができました。