4月19日（金）に内海准教授が担当する「Development Economics」へ公益財団法人地球環境戦略研究機関（IGES）フェローの天沼伸恵氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。
　本科目では、開発途上国が抱える貧困、教育、労働などさまざまな課題について、ミクロ経済学的な視点から学び理解すること、関連するモデルや分析ツールを習得することを目的としています。

　天沼氏からは、SDGs関連の事例を紹介しつつ「What is sustainable development?」「Why do we pursue sustainable development?」などの議題について講演いただき、講演中には天沼氏と学生間で活発な議論も交わされました。

　本科目を受講した学生の声を紹介します。

　「Sustainable developmentの実現には、今実際に環境問題に大きく影響を受けている人々や地域だけでなく、地球規模で環境保全に立ち向かっていくことが重要であることを学びました。講義の中で、発展途上国と先進国は密接につながっており、先進国での環境問題へのアプローチが発展途上国にも経済的、社会的などの様々な視点から見たときに、大きく影響を与えていることを知りました。そして、2030年を目標に定められているSDGs に関しても一つ一つの項目が一見関わりのないように見えて、実際は強く結びついていることも学ぶことができました。今後、この開発経済をDevelopment Economicsやゼミで深めていく中で、一つの問題を多方面から見ることで、より多くの人や地域、そして地球全体が置かれている状況を理解し、一人でも多くの人の幸福度を上げていくことができるように、知識をつけ、実践していけるように尽力したいと感じました。」（国際教養学部3年）