研究所概要

名称

創価大学糖鎖生命システム融合研究所(英語表記:Glycan & Life Systems Integration Center /GaLSIC)

設立年月日

2021年1月1日(前身:糖鎖生命システム融合センター/2019年4月1日設立)

設立目的

 ゲノムDNAおよびタンパク質に次ぐ第3の生命鎖とよばれている糖鎖は、発生や免疫、神経伝達等の様々な生命現象に関与しています。しかし、ゲノムDNAやタンパク質の研究と比較して糖鎖は解析が困難であるため、その生理機能は十分に明らかにされていません。現在、様々な実験データの蓄積によるビッグデータが注目されていますが、糖鎖が関わる様々な生命現象の本質を理解するためには、生物学的な知識・技術だけではなく、ビッグデータを活用するデータサイエンスや統計学、数理科学などの情報科学の知識・技術が必要となります。
 本研究所は、生物学分野と情報科学分野の専門家が集まり、糖鎖生物学と糖鎖情報学を融合した研究を行うことによって新規融合領域を創出し、糖鎖が関わる生命現象の本質を理解することを目的として設立されました。
本研究所のイメージ図

マウスES細胞で働く糖鎖とシグナル伝達
Nishihara, S. (2018). Glycans in stem cell regulation: from Drosophila tissue stem cells to mammalian pluripotent stem cells. FEBS letters.

共同利用・共同研究

 糖鎖生物学と糖鎖情報学が真に融合した新しい学術分野を創出するために、本研究所の実験機器およびデータベースを活用し、国内外の多くの研究者と共同研究を行っています。
 2022年4月からは本研究所とともに、東海国立大学機構 糖鎖生命コア研究所、自然科学研究機構 生命創成探求センターの3機関による「糖鎖生命科学連携ネットワーク拠点」が、文部科学省の「共同利用・共同研究拠点」に認定されました。
木下教授が開発した糖鎖科学ポータルGlyCosmos (左)
および国際糖鎖構造リポジトリGlyTouCan (右)

コロキウムの開催

所員の研究発表や外部講師を招いた講演会を定期的に開催しています。

定期刊行物

研究成果報告などをまとめた「糖鎖生命システム融合研究所GaLSIC所報」 を年1回発行しています。

所員

所長:  西原 祥子 教授
副所長: 木下 聖子 教授
所員数: 18 名
専任:  12 名
兼任:  6 名

所在地・連絡先

〒192-8577 東京都八王子市丹木町1-236
創価大学糖鎖生命システム融合研究所事務室(理工学部事務室内)
TEL: 042-691-9400
FAX: 042-691-9311
メール: galsic★≡soka.ac.jp (★≡を@に置き変えてください)