2019年04月05日

看護学部生が災害訓練で「ベスト傷病者賞」を受賞

3月9日(土)医療法人社団永生会南多摩病院の主催で行われた災害対応訓練に、本学部学生8名が、模擬患者役として参加しました。
模擬患者役は、それぞれに与えられた役割に沿って、傷病者の役を演じます。その際、実際の傷病者と同じような症状や会話を再現し、演じることが求められます。傷病者を演じるためには、まず、与えられた症状を医学的に理解し、それに合わせた傷病者を演じることで、訓練の緊張感や臨場感が生まれます。
ある学生には、「左腕のⅢ度熱傷、気道熱傷、呼吸数32回/分」等の所見が提示されました。この学生は、この状態を、これまでの学びと実習での経験をもとに、Ⅲ度熱傷では痛みの感覚が麻痺し、気道熱傷による呼吸困難が起きていると考え、呼吸のスピードや呼吸が苦しい状態を想定し、迫真の演技で訓練に臨みました。こうした熱演が評価され、代表3名に、「ベスト傷病者賞」が贈られました。
この訓練に参加した学生の動機は様々でした。ある学生は、東日本大震災で被災し、避難生活を経験したことを契機に、将来、災害支援の現場で、被災者の力になれる看護師を目指し、経験を積むために参加しました。また、ある学生は、これまで、災害を経験したことがないことから、将来、看護師になったとき、もし、災害に遭ったら、自分に何ができるのかを考える契機とするため訓練に参加しました。
参加した学生からは、傷病者役となったことで、災害時に医療関係者が、どのように動くのかを知る機会となった。傷病者役をやることで、傷病者側から医療を見ることができた。災害によって傷病を負うという苦しい状況の中、医療関係者の一言の声掛けが、どれだけ傷病者に希望を与えることができるのかを実感できた、との感想があり、目の前の一人一人に寄り添える看護師を目指して頑張ります、と決意を述べていました。

ページ公開日:2019年04月05日