模擬授業の実施

授業風景

2004年10月から11月にかけて模擬授業を行い、その模様をビデオ撮影し編集作業を経て、全5巻のDVDにまとめました。
そして、2005年2月初旬に全国の法科大学院および関係各所に送付させていただきました。
この模擬授業の実施とその結果のDVDによる送付の目的は、本学の要件事実論の授業の内容を広く関係者に公開してご批判を受けることにあります。ひいては、そうしたご批判に基づき、当研究所の諸研究調査結果をも踏まえて、より良き授業方法・内容を検討していきます。

実施日程・テーマ・場所

第1回 2004年10月30日(土)午後3:00から 1コマ

「要件事実の基礎理論1」(第1巻に収録)

第2回 同年11月20日(土)午後2:00開始 2コマ

第1限 「要件事実の基礎理論2」(第2巻に収録)
第2限 「代理に関する要件事実1─ケースブックの基本事例について─」(第3巻に収録)

第3回 同年11月27日(土)午後2:00から 2コマ

第1限「代理に関する要件事実─ケースブックの練習問題について─」(第4巻に収録)
第2限 「法科大学院における教育を考える─要件事実論の現状と課題を踏まえて─」(第5巻に収録)
1コマは、授業60分とオフィスアワー30分の場合と授業90分の場合とがあった。
実施場所はいずれも、創価大学本部棟12階法学部会議室

参加者

青山学院、慶応義塾、中央(50音順)各大学法科大学院学生各2名および創価大学法科大学院の学生14名以内 総計20名以内。

授業の内容および実施方法

第1回は導入授業で、上記第1記載のテーマについて、下記1の教材を使用して行った。
第2回、第3回の授業は、上記第1記載のテーマについて、下記2、3の教材も使用して行った。

使用教材:

  1. 伊藤滋夫「要件事実・事実認定入門─裁判官の判断の仕方を考える─」(有斐閣、2003)
  2. 司法研修所編「問題研究 要件事実─言い分方式による設例15題─」(法曹会、2003)
  3. 伊藤滋夫〓山崎敏彦編著「ケースブック要件事実・事実認定」(有斐閣、2002)
いずれも、課題を事前に学生に与え、事前に学生から、それに対する解答を提出させ、その解答を授業においてコメントし、ディスカッションを行なうという方法で授業を行なった。