留学体験(布川裕一さん・マサチューセッツ大学)

Q1. アメリカのマサチューセッツ大学に留学されていたそうですね。

はい。アメリカのマサチューセッツ大学ボストン校に2019年の9月から2020年3月まで留学しました。
アジア系やアフリカ系の学生も多く通うキャンパスで、さまざまな学生と一緒に勉強することができ、有意義な留学生活でした。

Q2. なぜ、その国・大学を選びましたか?

最初は、海外に留学できればいいと思い、国や大学は気にしていなかったのですが、自分が本当にやりたいこと、そして本当に勉強したいことをもう一度しっかりと見つめ直せる場所はどこかと考えた時にアメリカのマサチューセッツ大学ボストン校を選ぶことにしました。
経済学の勉強はずっと興味があったため、その勉強をしたく、またそれ以外の学外の活動や日本と全く異なる環境で生活してみたいと思い、アメリカのボストンが最適だと考えました。
実際ボストンは多くの優秀な学生が住んでおり、学生のためのプログラムや体験がとても開かれており、大学内外で素晴らしい勉強をさせていただきました。
また、貧困問題や社会格差に興味もあったため、その問題に関して課題先進国であるアメリカの様子を肌で知ることは大きな勉強になると思い、アメリカを選びました。

Q3. 留学中に、文化の違いに驚いたそうですが?

祝日や休日の過ごし方などもそうですが、特に働き方に関してはカルチャーショックが大きかったと思います。
日本では、金曜ないし土曜日までしっかりと働いて日曜日に休むという考え方が普通だと思いますが、アメリカなど西洋では金曜の夜から土曜にかけて遊んで日曜は休むという形でうまく仕事と私生活に折り合いをつけている人が日本より圧倒的に多いことに気づき、驚きました。
アメリカ人の方が多く休んでいるとかそういうことではなく、働くことを自身の生活の一つとして捉え、うまくメリハリをつけられている人が多い印象を強く受けました。

Q4. 留学中は、他の国の学生とのグループワーク が楽しかったそうですね。

留学で色々大変なこともあったのですが、やはり文化の異なる学生との交流はアカデミックな面でもそれ以外でも、とても有意義で楽しかったです。
特に授業でインド人とアメリカ人の子と自分の三人でプレゼンテーションをする時には、毎週2回、メンバーの家で集まってプレゼンの話から日常の話、果ては政治や経済の話など本当に色々なことを話すことができとても楽しかったです。
インド、アメリカ、日本という全く異なる国の学生が同じテーマで集まって話す機会はとても貴重であり、毎回カルチャーショックに溢れる話が多く、とても刺激的でした。
最後のプレゼンも教授からクラスで1番の評価をいただき、とても有意義な時間を過ごせました。

Q5. 留学中に、ボランティアでの仕事に苦労したとお聞きしましたが。

留学先では、ボランティア先の仕事に特に苦労しました。
非営利法人で、低所得者層向けの無料の通信サービスの紹介の仕事をさせて頂いたのですが、なかなか慣れない英語で全く知らない人に話しかけることがまずチャレンジングでした。学部の授業もある中で並行してやったのですが、時間も短い中で他の同僚よりも全然紹介することができず悔しい思いをしました。ですが、上司に同行する中で仕事についてより学んだり、英語のコミュニケーション力を上げるために大学の友達と積極的に話したりとしてみる中で少しずつ紹介できるようになりました。

Q6. 留学していちばんよかったのは、友人の幅を広げられたことだそうですね。

留学を通してかけがえのない友人を世界でもつことができ、本当によかったと思っています。
授業のグループワークやボランティアなど一つ一つの活動は厳しいものも多かったですが、その中で、多くの友人に恵まれ、友好を深められ、とてもよかったと思っています。
特に自分の留学した大学は留学生も多く、インドや中国、ヨーロッパの国々の学生と交流でき、とても有意義な時間を過ごすことができました。

Q8. これから留学を目指す後輩達に一言お願いします。

自分も留学をするか、また国をどうするか等様々悩みましたが、今はいくことができ本当によかったと思っています。
今の時代行かなくてもわかることはたくさんありますが、やはり行かなくてはわからないことは数多くあります。
もし留学に興味があるのであれば、挑戦してみることがまずは大事だと思います!

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