2023年06月01日

留学体験(川畑美穂さん・香港中文大学)

Q1. 香港の香港中文大学に留学されていたそうですね。

はい。2022年9月から2023年5月までの9ヶ月間留学させていただきました。
香港中文大学は、海と山に囲まれ、創価大学の1.5倍の面積をもつ壮大なキャンパスです。敷地内には、教室棟・寮・図書館(7ヶ所)・食堂(約40ヶ所)・スーパー・病院・美容院・ホテル等々があるスケールの大きな大学でした。

Q2. なぜ、その国・大学を選びましたか?

自分の目指す姿として、「国際社会で活躍できる人材になりたい」という思いがありました。そこに近づくための一つの手段として、留学に挑戦したいとの思いが強くなっていきました。
そこで、香港・香港中文大学を留学先に選んだ理由は大きく3つあります。それは、①レベルの高い環境に身を置きたい、②留学生が多い国際色豊かな環境で刺激を受けたい、③ゼミのテーマある金融についてさらに学びを深めたい、という3点でした。そのため、世界トップレベル大学50に入り、学生の3分の1が留学生である香港中文大学、国際金融都市と謳われる香港が私の希望の留学先となりました。
また、当時は社会情勢についての懸念も多少ありました。ですが、教授や先輩のお力を借りて、現地在住の創大卒業生の方と繋いでいただき、留学先決定前に複数質問をさせていただきました。最終的にお話を伺う中で安全であると判断し、留学先を決めました。

Q3. 留学中に、周囲の学生の優秀さに驚いたそうですが?

周囲のメンバーの思考力・知識量・応用力・言語力・積極性等、とにかく圧倒されることばかりでした。教授と学生のディスカッションが多い授業では、「我こそは」と瞬時に手を挙げ、授業の内容を構造化した上で自分の考えを堂々と話す学生ばかりで驚きました。そのため、どうすれば周囲の学生のレベルに追いついていけるか、どういった工夫すべきか、を常に考え取り組む日々でした。
また、香港人の学生は、広東語・中国語・英語の3言語がペラペラな学生たちでした。時々、これらに加えて各人の興味から日本語や韓国語も話せる、という学生も多くいました。とにかく周囲の優秀さにただ圧倒されることばかりでした。
Q4. 留学中は、多くの人と交流したことが楽しかったそうですね。

留学中は数多くの出会いがあり、トータルで300人ほどの人と交流しました。各授業で出会う学友、寮の友人、日本研究サークルのメンバー、ウィンドオーケストラの仲間、各国からの交換留学生、日本からの留学生等々、出会いの場所が多くありました。そのため、各コミュニティで出会ったメンバーとご飯を食べに行ったり、お出かけをしたり、と常にスケジュールが詰め詰めでした(笑)帰国後も彼らとは、SNSで互いの近況を話したり、時には電話をしたりします。コロナが落ち着いてきたこともあり、最近は日本に遊びにくる友人も多いです。2023年5月には3組ほどの友人が日本に旅行に来ており、一緒に観光をしました。
また、友人だけでなく、教職員の皆さんとも仲良くさせていただきました。会うたびに笑顔で挨拶をし、時々近況を話したり、帰国前にオフィスに遊びに行きゆっくり話をさせていただいたりしていました。そういったご縁の中で、帰国1週間前のタイミングで、「交換留学生を代表して、あなたの香港中文大学での経験をインタビューさせてほしい」とのお話をいただき、インタビュー動画も撮っていただきました。気恥ずかしいですが、ご興味のある方はこちらよりご覧ください(笑)
Q5. 留学中に、グループワークで自分の価値を発揮することに苦労したとお聞きしましたが 

自分以上に力を持っている学生しかいない環境で、”川畑美穂がその場にいる価値”を発揮することが難しく、思い悩む時期がありました。特に、第1セメスターのマーケティングの授業のグループワークのことが印象に残っています。7人で研究・プレゼン発表をする課題でしたが、ミーティングで私は議論に全くついていけませんでした。途中から、私以外のメンバーが広東語で会話を進め、決まったことを私に最後に英語で通訳する、という状況になったこともありました。
ここで悔しい思いをしたことで、第2セメスターのグループワークでは、自分がリーダーを務め、議論をファシリテートする側として挑戦しました。英語環境でも日本環境と同じように、自分の価値を発揮するための方法を模索しながら日々取り組んでいました。
Q6. 留学中には、香港中文大学のウィンドオーケストラでも活動されたそうですね。 

はい。これは、中文大学の音楽科専攻の学生や他学部・他大学のメンバーから構成される40人程度の団体です。学期末の演奏会を目指して、週1回の合奏練習を行うのが主な活動でした。
私自身、小学校から高校まで吹奏楽部でフルートを担当していました。自分の強みである音楽を通して出会いの場をつくりたいと思い、今回の留学に楽器を持参しました。
「どの学部の人もどの国籍の人も歓迎」とのポスターを見てこの団体のオーディションを受けましたが、実際は私以外全員香港人で、練習中の基本言語は広東語、という環境でした(笑)指揮者の先生は、私が該当するときのみ英語で指示を出していました。
そのため、活動の継続について悩みました。ですが、嫌な顔をせず何度も助けてくれる優しい友人、同じアイドルグループを好きな友人もでき、交友関係が広がった活動となりました。
 
Q7. 留学して1番良かったのは、「地球市民」の意味を深く考える機会になったことだそうですね

私自身これまで、創立者のメッセージや書物を通して、地球市民・創造的人間として成長していくことの大切さを学んできました。
この留学を通し、「国籍・言語・宗教など、異なるバックグラウンドを持っていても、共に笑い楽しさを共有する中に、差異はないこと」「世界情勢が日々変動する中で、共に平和を願う心は同じであること」を、留学で出会った人々との交流の中で感じました。同じ地球に暮らす人間として共に未来をつくる点において、自分は日本国民であるということにとどまらず、「地球市民である」という自覚を持つことの大切さを、実体験をもって考えさせられる機会になったと思います。
Q8. これから留学を目指す後輩達に一言お願いします。 

留学は自分の想像以上のたくさんの出会い・発見に溢れています。それらを通して、自分を大きく大きく成長させることができます。少しでも留学にいくか迷っている人には、自分の無限大の可能性を信じて、挑戦してほしいです。
現在私は留学を志す後輩たちを支援する「ワールド会」で副代表として活動させていただいています。留学相談等などいつでも大歓迎なのでお気軽にお声かけください!インスタグラムに活動の詳細が載っています。よければぜひご覧ください @soka_worldkai
ページ公開日:2023年06月01日



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