産学連携講座「社会貢献と経済学」第15回授業が行われました
1月11日の4時限に、社会貢献と経済学の第15回授業が行われ、今回は、東北価値創造アイデアコンテストを行いました。コンテスト実施の目的は以下の3点です。
1)本講義で学んだものを自分たちの考えと言葉でアウトプットすることで、実践力を養う。
2)コンセプト(考え)を人へ伝える重要性と、自身の課題を把握する。
3)被災地である東北へ具体的な経済支援のアイデアを創造し、大学・学生でできる復興支援を形にする。
10分間のプレゼンテーションではグループごとに斬新かつユニークな提案にあふれ、充実した内容になりました。審査員として講義を担当いただいた竹井善昭氏、佐野哲史氏、青島一典氏をお招きし、厳正な審査の上、最優秀賞1グループと優秀賞2グループが選出されました。また受講者全員投票による共感賞の発表がありました。
結果発表の都度、審査員から講評があり、最後に寺西教授からの挨拶で、全15回の授業が終了しました。
以下、参加した学生の声です。
- 普通の講義とは違う、講演者様の熱を感じとることができる授業というのは初めてで、毎回の授業、毎回の講演に感動しっぱなしでした。
- 私たちに何ができるか考えていくこと重要性などを感じました。また、社会貢献を行なっていくためには持続性が最も重要であることなども学びました。
- アクティブラーニングを多く取り入れていた授業だったので、毎回の授業があっという間に感じました。地方の現状を踏まえた上での事業展開のお話など、なかなか聞けないお話をたくさん聞かせていただき、自分の思考力も鍛えられたように思います。
- 今日の授業では、6グループとも被ることなくいろんな視点から企画を考えていて聞いていて面白かった。自分のグループが最優秀賞だったことに驚いたけど、沢山悩んで修正してきたことを評価してもらえて嬉しかった。授業全般を通しては、復興や被災地のリアル、就活軸について学ぶことができて受講してよかったと思う。実際にアンケート調査も行ってみて南三陸町を知らない現状が分かって、興味のない人・知らない人へのアプローチの仕方を考えることの難しさを改めて知った。食わず嫌いの苦手意識を、この授業でやってみたことで克服することができた。自分ごととして捉えることの大切さを学んだので、今後の就活やボランティアなどの活動にも活かしていきたい。
- 最初は東北の震災のことを学ぶと思っていたが、それ以外にも社会貢献の有効性や何を重きにおいてこれから学んでいくべきかをこの授業を通して知ることができ、非常に有意義な授業だった。またコンテストに取り組む経験も今後社会に出て行くときの参考になって良かった。
- 社会貢献というと、利益等を考えずに貢献するいわゆるボランティアのようなイメージが少なからずあったが、本授業を通して利益を出しつつ社会へ貢献していくということが持続可能な社会貢献において重要であるという事を学びました。「共感性」「拡張性」「持続性」「実現可能性」の4つが、社会貢献事業を実際に実現していくという面において非常に重要であるという事も学ぶことができました。
- この授業は自分自身の成長がとても感じれた有意義な時間であったと思います。授業の最後に質問をする時間が自分にとって挑戦の場と感じていて、発表者にどのように伝わりやすく簡潔で良質な質問ができるか繰り返し試すように心がけました。今まであのような感じで質問することは自分からなかったので、できるだけ積極的に自分が質問するのにしました。これでなにが変わったかは自分でもわからないけど、人前で質問することの経験ができてうれしかったし、文章をまとめる力や自分が思ったことを言葉にする力がついたかなと思いました。。また、自分より優秀な子と一緒にグループワークができたことにより、その子から得られた行動力であったり、グループワークで必要なコミュニケーション能力が吸収出来てよかったなと思いました。
- 震災学習だけでなく、キャリアや価値観などを深められたことがよかったです。