「社会貢献と経済学」第5回授業が行われました

 10月17日の4時限に、社会貢献と経済学の第5回授業が行われ、今回は、石川県・和倉温泉の加賀屋に勤務されている本学24期卒業生の竹田清志氏とオンラインで結び行いました。

 竹田氏はご自身の自己紹介をされたあと、ご自身が住む能登半島の特色について紹介。その後、今年1月に発災した能登半島地震の現状とその後の大雨災害について、写真を用いながら、説明されました。1月の地震発生当時の加賀屋スタッフの動きなども紹介され、日ごろからの意識付けと訓練の重要さについて言及されました。

 竹田氏の講義の後、学生はグループごとに分かれ、ディスカッションを行いました。その後、質疑応答の場に移り、「営業再開までの間、どのように生活再建されるのか」との問いに「さまざま厳しい現状だが、雇用調整助成金や企業への出向など、手を尽くしてやっていきたい」と決意を述べられました。

  • 能登半島の復興のために情報を発信し、行動を起こしていくしかない。行動を起こす中でも、変わるかどうかわからない心配がきっとあると思います。しかし、何もしなければ何も変わらないので、勇気を持ってやっていくしかないことの重要性を改めて感じました。
  • 今日の授業を通して、日頃から人のために働いていらっしゃる方々であるからこそ、緊急時にもまず人のためを思い行動できるのだなと感じました。まず自分の事を考えてしまってもおかしくない所をそのように行動できることが本当にすごいです。とてもとても尊敬します。
  • 東日本大震災、能登半島地震を、ある意味でこの学生生活で経験させてもらった身として、これからの子たちにしっかりと伝え繋げていかないといけないと感じました。現地で経験したことはなくとも、そのような人たちと同じ時間を過ごしていることに変わりはないと感じるので、同じ地球に生きている人間として、今の自分に何が出来て、何をすべきなのかを問いただしていきたいと感じさせていただきました。
  • 復興の中の心として紹介されていた一つ一つが印象に残った。例えば、雇用や復旧変化に伴って移住を検討する方がいることや、地震が忘れられてしまうことの不安などである。私は、これまで大きな自然災害の被害にあったことがないため、このような点がリアルな声として心に残った。
Share