アメリカ・デポール大学の第3回「教育分野における池田・創価研究国際会議」で本研究所所員が発表

アメリカ・デポール大学

2023年8月17日から3日間、アメリカ・デポール大学「池田大作教育研究所」が主催する、第3回「教育分野における池田・創価研究国際会議」が、「相互依存、文学的自我と人間性の復権(Interdependence, Literary Selfhood, and the Restoration of Humanity)」のテーマで、17、18日はシカゴの同大学にて対面で、19日はオンラインで行われました。3日間の会議で20のセッションと60を超える発表があり、最新の創価教育研究について活発な議論が行われました。

渡辺所員は初日の17日に行われた「初等・中等教育カリキュラムにおける人間教育の実践(Enacting Human Education in K-12 Curriculum Across Disciplines)」のセッションで発表しました。

このセッションで、渡辺所員は、「東京創価小学校における教育提言の実践(Actualizing Daisaku Ikeda’s Education Proposals in Tokyo Soka Elementary School)」と題し、本学の創立者である池田先生が1984年、2000年、2001年に発表された「教育提言」について、当時の新聞記事を紹介しつつ、提言の中で論じられている「全体性、創造性、国際性」の三つの要素と、東京創価小学校における「学び合い」という授業の関連について報告しました。

発表後に続いた質疑応答では、読書教育についての議論が行われ、各国の読書教育に関する知見を深める討議になりました。

会議終了後、渡辺所員は「コロナ禍を経て5年ぶりに対面で開催されたデポール大学での国際会議では、同大学の博士課程の学生が、多岐にわたる視点で創価教育研究を進めていたことが印象的でした。アメリカ国内、欧州、アジアと各国から集った創価教育研究者と有意義な交流ができ、また、北米の創価教育研究の傾向性に関する視座を得たことは、今後の自身の研究にとって大変貴重な機会となりました」と述べました。


和訳:
※会議のテーマはデポール大学の公式な和訳
※セッションのテーマは仮訳

講師

渡辺 哲子

ワタナベ テツコ

専門分野

国際教育、カリキュラム学、リテラシー教育(International Education, Curriculum Studies, Literacy Education)

研究テーマ

国際教育におけるカリキュラム、英国の国語教育、教育の目的と教授法(Curricula in international education, literacy education in the UK, aims of education and pedagogy)

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