ドイツ ベルリン・フンボルト大学、ベルリン国立博物館、 ベルリン国立図書館を本研究所教員が表敬訪問しました

ベルリン・フンボルト大学名誉教授のディートリヒ・ベンナー博士との会見

6月3日から5日にかけて、本研究所の伊藤貴雄副所長と渡辺哲子所員が、ベルリン・フンボルト大学、ベルリン国立博物館、ベルリン国立図書館を表敬訪問しました。

3日は、ベルリン・フンボルト大学名誉教授で元ドイツ教育学会会長のディートリヒ・ベンナー博士とベルリン大学でお会いし、ベンナー博士の著書『一般科学教授学綱要』(本学大学院教育学研究科長で本研究所所員の牛田伸一教授が日本語に翻訳)の内容や、日本とドイツの大学における入学志願者の状況、魅力ある大学・教員の特徴、牧口常三郎先生の教育理念とドイツ教育学との関係、カントとデューイの哲学等をめぐり懇談しました。

 4日は、ベルリン国立博物館・エジプト館副館長のオリビア・ツォーン博士を訪問し、博物館が開館前の時間に、ツォーン博士がエジプト館に展示されている古代エジプトの「王妃ネフェルティティの胸像」をはじめ、紀元前のエジプト美術品や工芸品を詳しくご案内くださいました。同博物館はドイツの考古学者シュリーマンの発掘品コレクションでも知られ、ツォーン博士は2021年に本学文学部が主催した「シュリーマンと八王子」関連イベントでもメッセージを寄せてくださったことがあります。

5日は、ベルリン国立図書館・音楽部門長のマルチナ・レープマン博士を訪問し、本学で2024年度秋に開催された「ベートーヴェンと『歓喜の歌』展」について報告しました。同図書館はベートーヴェンの筆談帳や、交響曲第九番の自筆譜を管理しています。レープマン博士が図書館内をご案内してくださり、ベートーヴェン資料の保管や展示、音楽史研究の現状と展望について懇談するなど、今後のベルリン国立図書館と創価大学の文化交流に向けて有意義な訪問となりました。

ベルリン博物館にてエジプト館副館長のツォーン博士とともに
ベルリン図書館にて音楽部門長レープマン博士 とともに
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