本研究所の叢暁波所員が中国・天津外国語大学でオンライン講演を実施

6月13日、本研究所所員の叢暁波(そう ぎょうは)教授が、中国・天津外国語大学日本語学院の連続講演シリーズ「天外導師講壇」の特別招待を受け、「人文学の観点から見た日本研究の可能性」と題するオンライン講演を行いました。同大学の教員、修士課程・博士課程の大学院生、学部生を含め70名以上が参加しました。
叢教授は自身の研究経験をもとに、人文学と人文社会科学という二つの概念、及び地域・国別研究を切り口として、人文学と人文社会科学の学際的特性とAI時代における社会や人間理解のための人文学の重要性を強調しました。また、「幸福」というテーマを手がかりに、日本研究の現状と今後の発展について独自の見解を述べ、池田思想を例に挙げて、その特色と、「池田の幸福思想」を多角的に理解することの重要性を述べました。
叢教授の講演は、AI時代における人文学の多様な分野の交差点と、日本研究の新たな可能性について深く掘り下げたものであり、今後、教員・学生が研究成果の向上や経験の共有をさらに進めていくための貴重な機会と方向性を示す内容となりました。この講演の模様は、同大学の大学院のホームページと共に、日本語学院のページで紹介されています。

