「社会貢献と経済学」第15回授業が行われました
1月16日の4時限に、社会貢献と経済学の第15回授業が行われ、今回は、東北価値創造アイデアコンテストを行いました。コンテスト実施の目的は以下の3点です。
1)本講義で学んだものを自分たちの考えと言葉でアウトプットすることで、実践力を養う。
2)コンセプト(考え)を人へ伝える重要性と、自身の課題を把握する。
3)被災地である東北へ具体的な経済支援のアイデアを創造し、大学・学生でできる復興支援を形にする。
10分間のプレゼンテーションではグループごとに斬新かつユニークな提案にあふれ、充実した内容になりました。審査員として西浦学部長、近貞副学部長、高木教授をお招きし、厳正な審査の上、最優秀賞1グループと優秀賞2グループが選出されました。結果発表の都度、審査員から講評があり、最後に寺西教授からの挨拶で、全15回の授業が終了しました。
以下、参加した学生の声の一部を紹介します。
- 授業全般を通して、登壇者の方の話から感じたことは、世のため、人のために行動してるということです。自分が興味を持っていても実際に行動を起こすことはそう簡単なことではないし、それに付随するリスクがあると思います。しかし、この授業でご紹介があったゲストの方は、目の前にある課題、目の前にいる人のために全力で物事に挑戦、取り組んでいたことがとても印象に残っています。この授業で学んだ社会貢献と経済学を糧に、自分自身は形は違えど社会に貢献できる人間になりたいと考えます。
- この授業を履修しなければ出会わなかった方々からお話を伺うことができ、毎回とても貴重な時間だった。授業を受ける中で、南三陸町の震災の過去や現在の状況を知ることができ、実際に南三陸町を訪れたことはないが、南三陸町を近くに感じる機会となった。最後にチームでプロジェクトを立案したが、地域の人からお話を聞いて現状を知り、自分にできることを考えることが社会貢献の一歩となっていくのだと感じた。これからも、身近な人の思いや困りごとを真摯に受け止め、自分にできることを考え、思いを相手と共有し、一緒に解決策を考えていきたいと思った。
- それぞれが忙しい中で、日付が変わるまで夜に話し合いを重ねたりして詳細を詰めていったので、最優秀賞を受賞できてよかったです。グループが割り学部も学年も違うので最初はどうなるかと思いましたが、積極的にアイデアを出してくれる先輩がいたり、様々な視点から考えてくれる後輩がいたりして、2回とも良いプレゼンができたなと思います。また、他のグループのアイデアもよくて、興味深かったです。これまでの事前課題の発表のように、質疑応答の時間が無かったので、時間の関係上仕方がなかったのかもしれませんが、個人的な疑問点が残ったのが少し残念でした。南三陸という、特定の地域に絞って現状把握から課題解決まで行う授業が、今までの履修してきたものにはなかったので、新しくて楽しかったです。東日本大震災が自分の興味と重なっていたこともあり、どの回も楽しく受けられました。また、最初は他の学部にも募集していた割には少ないなと思っていましたが、今ではこのくらいの人数がちょうどよかったと感じます。約半年間、ありがとうございました。