留学が決まった方・留学中の方

出発前の諸準備

留学が決まったら、出発までに準備すべきことを確認しましょう。

パスポート

パスポートは世界で通用する身分証明書です。ビザ申請や航空券の手配の際も必要となります。発行には一定の期間を要しますので、余裕をもって取得しましょう。すでにパスポートをお持ちの方も、渡航前に残存有効期間を確認しましょう。各国が外国人のパスポートに求める残存有効期間は、おおよそ3~6ヶ月以上とされています。
詳細は外務省のページをご参照ください。

査証(ビザ)

査証(ビザ)は渡航・滞在するためにとても大切な書類です。申請に必要な書類は国によって異なりますので、必ず各国の大使館で最新の情報を確認しましょう。国によっては、ワクチン接種や健康診断の証明書、無犯罪証明書や外務省によるアポスティーユ認証を求められる場合もあり、各書類の取得が煩雑だったり、時間を要することもありますので、余裕をもって着手しましょう。

電子渡航認証

査証(ビザ)申請が不要な国でも、電子渡航認証(Electric System for Travel Authorization)を必要とする国が増えています。アメリカ(ESTA)、カナダ(eTA)、オーストラリア(ETA)等が代表的なものです。渡航の一定期間前に取得が必要な場合もあります。必ず各国の大使館で最新の情報を確認しましょう

たびレジ/在留届

海外に3カ月以上滞在する日本人は、その住所を管轄する現地の日本大使館、又は総領事館に『在留届』を提出することが旅券法第16条により義務付けられています。在留届けを提出することにより、事件や事故・自然災害が発生した際、安否の確認、緊急連絡、救援活動、留守宅への連絡などが迅速に行われます。
3カ月以内の滞在の場合、『たびレジ』を登録してください。海外旅行や海外出張をされる方が、旅行日程・滞在先・連絡先などを登録することで、滞在先の最新の安全情報などが受け取れるシステムです。

航空券

旅行代理店やインターネットでも購入可能ですが、出発時刻や到着時刻をよく確認してください。空港から宿泊先までの移動を考慮し、早朝や深夜などは避けましょう。
また、途中で乗換が必要な場合、乗換の時間が十分あるかも必ず確認してください。

海外傷害保険

大学が提供する留学プログラムの場合は大学が手配した保険に加入していただきますが、私費留学の場合、各自で海外傷害保険に加入する必要があります。出発から帰国までのすべての期間がカバーされ、現地でもしっかりサポートされる保険会社を選びましょう。感染症の対応やメンタルサポートなど、どういったサービスが含まれているかよく確認してください。

予防接種

渡航する国・留学先大学によっては、所定の予防接種が推奨されています。
渡航前に必要なワクチン接種を求め、医師が診断し記入する指定のフォームを提出するよう留学先から求められる場合もあります。母子手帳などで、自分が今までどのワクチンをいつ接種したのか確認しましょう。ワクチンによっては2回に分けて打つ場合がありますので、渡航までに接種を完了するためには早目の計画が必要です。FORTH(厚生労働省検疫所)は、海外渡航者のための感染症情報や予防接種の情報を提供していますのでご参照ください。

新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症の対応として、渡航先の国・地域が入国制限や入国後の行動制限措置を取っている場合があります。有効なワクチンの種類や回数、渡航前の陰性証明書の提出など、求められる条件は日々更新されています。必ず渡航先の最新情報を入手し、適切に対応しましょう。

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学内の諸手続き

出発前に提出が必要な学内書類があります。余裕をもって忘れずに提出しましょう。

交換留学・認定留学

在学留学届

在学留学が決まった方は、必ず「在学留学届」を教務課に提出してくだい。提出しない場合は、未履修者に対する退学(学費未納の場合は除籍)勧告をされる場合があります。また、帰国後に履修制限の緩和措置が受けれない場合があります。「在学留学届」は教務課窓口で配布しています。

留学出発届

渡航日決定後、速やかに「留学出発届」を国際交流課に提出してください。出発・帰国日を確認し、国際交流課で海外傷害保険の加入手続きをします。提出先・提出方法は各派遣グループのGoogleクラスルームをご確認ください。

「海外傷害保険証紙」受理

「留学出発届」提出日の翌営業日以降、受け取り可能です。派遣先の言語での発行を希望の場合は国際交流課にご相談ください(所要1週間程度)。

出発・安着報告

渡航当日、出発届で報告したフライトで予定通り出発することを国際交流課宛にご報告ください。フライトの遅延や欠航についても必ず報告してください。
現地到着後は、通信が可能になった段階でなるべく早めに国際交流課宛にご報告ください。

私費留学

休学届

所定の休学願(教務課窓口で配布)に保証人連署のうえ、必要事項を記入し、教務課に提出してください。

海外留学届

所定の様式(教務課窓口で配布)に留学先の情報や留学期間、現地での連絡先を記入し、受入先機関の入学許可書等と休学届を添付して、国際交流課の確認を経て、教務課に提出してください。

全留学プログラム共通

「BEVI-J」グローバル・コンピテンシーに関するテスト

BEVI-J(Beliefs, Events and Value Inventory Japanese version)は、米国心理学者グループにより開発された臨床心理学に基づくグローバル・コンピテンシーに関するテストです。本学では、留学の種類・期間を問わず、すべての派遣留学生に「BEVI-J」への回答をお願いしています。所定の回答期間中に、下記のリンクにアクセスし、回答してください。

出発前と帰国後の2回、回答していただきます。
テスト回答後、解説付きの個人レポートが BEVIテストセンターから自動的にメールで届きます。このレポートは、本人にだけ送られるものです。また、BEVIのログイン画面から閲覧することも可能です。自分で気づいていない価値観や考え方の傾向、異文化受容性などよりグローバルな視点を手に入れるためのヒントが散りばめられています。ぜひ個人の振りかえりにもご活用ください。

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海外での安全対策

留学中の健康・無事故・安全のため、事前にしっかりと準備をし、自分の身は自分で守りましょう。

海外では事件・事故・病気など想像以上に多くの危険があなたの周りに潜んでいます。
また、犯罪は年々凶悪化している傾向も見られます。海外に出ると、日頃の生活からの解放感もあって、ついつい油断しがちです。こうした心のスキが、取り返しのつかない結果を招きかねません。せっかくの留学ですから、出発前には渡航先の情報をしっかりと把握し、安全のための必要な知識を身に付けておきましょう。そして、留学先では決して油断せず、常に「自分の身は自分で守る」との意識を持って、安全・無事故を心がけてください。
また、海外で災害や事件が発生した際には、ご家族やご友人は、あなたが巻き込まれているのではないかと心配します。出発前に必ず、ご自身の日程や宿泊先等の連絡先をご家族に伝えるとともに、大学に定期的に連絡するように心がけてください。「知識」と「意識」をしっかり持って、実りある留学にしてください。

海外安全レベル(フェーズ)について

外務省海外安全ホームページには、渡航・滞在にあたって特に注意が必要な場合に発信される情報として、最新の現地治安情勢と安全対策の目安を示す「危険情報」・「感染症危険情報」が掲載されています。創価大学は、この海外安全レベルをもとに留学プログラムの実施について判断しています。外務省が発出する危険情報レベルが2(不要不急の渡航は止めてください)以上の国・地域への留学はできません。
なお、感染症危険レベルは、2021年の文科省の方針を受け、レベル4(退避してください)以上の国・地域への留学はできません。

※渡航途中でレベルが変化した場合も途中帰国の決定がなされる場合があります。私費留学中にも情報を確認できるよう努めてください。下記の外務省海外安全ホームページから、危険情報、感染症危険情報、安全対策情報等を必ずご確認ください。
「たびレジ」、「在留届」に必ず登録しましょう。

現地での生活に必要な最新情報をメールで入手できます。緊急事態発生時には、登録データをもとに大使館・総領事館が安否確認・支援活動を行います。

※在留届の提出は、旅券法第 16 条により義務付けられています。

渡航先の最新情報を確認しよう。

海外渡航・滞在に関する最新の情報は外務省海外安全ホームページで確認できますので、事前に十分な情報収集を行いましょう。

一般犯罪被害防止策

携行品について

貴重品やパスポートは、肌身離さず携行してください。室内ではすぐに持ち出せるようにしておき、放置しないようにしましょう。バッグ、リュックサック等の携行品は体の前で抱えて持ち、目の前で管理するようにしてください。スリ、ひったくりのターゲットにならないために、財布を人目にさらさないようにしましょう。万が一被害に遭った場合に備えて、お金は分散して持つようにしてください。

外出時

見知らぬ外国人が声をかけてきたら犯罪の始まり。相手にしないでください。

  • 特に気を付ける場所:空港、ホテル、マーケット、観光地、レストラン
  • 特に気を付ける場面:切符購入中、チェックイン中、現金の支払い時など人通りの少ない所に行かないようにし、夜道はなるべく避けてください。(強盗、恐喝、ひったくり防止)

海外では、車は歩行者を見ても止まらないことが多いので、要注意です。歩道の壁側を歩くようにしましょう。(ひったくり防止、暴走車両対策、車両利用テロ)

盗難・ひったくりに遭遇した場合

荷物を盗んだ犯人は、ナイフなどの武器を持っていることがあるため、追いかけないでください。ひったくりに遭ったら、手を荷物から離すようにしてください。(引きずられて命を落とす場合があります)

宿舎における安全対策

貴重品はセーフティボックスか、指定された場所に保管して、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。貴重品をカバン、スーツケースに入れたり、室内やフロントに放置しないでください。レストランで食事中、貴重品は身につけておきましょう。
災害発生時の避難要領(火災報知器、放送は何語か)と集合場所、非常口を確認してください。
緊急時のために、引率者、ツアーガイドの部屋番号や連絡方法について確認してください。
ホテルルームドアの戸締り、二重ロックは忘れず、ドアがノックされた場合は必ずドアスコープで確認してください。

自然災害について

日頃の備え
  • 家族等に緊急連絡方法を共有しておき、事前に避難場所を確認しましょう。
  • 報道及び関係機関から最新の情報を収集しておきましょう。
  • 停電に備え、懐中電灯、ライター、ろうそく、携帯ラジオ、予備の電池等の準備と1~2週間分の飲料水・食料を確保・備蓄しておきましょう。
  • 避難することも想定し、パスポート、現金、雨具、携行用の水、食料等を準備し、いつでも持ち出せるようにしておきましょう。
  • 避難場所や避難コースを確認しておきましょう。
災害発生時の対応
  • 報道及び関係機関から最新の情報を収集してください。
  • 現地当局からの避難勧告や指示に従ってください。また、避難後に最寄りの在外公館へ連絡してください。
  • 被害が発生している地域においては、略奪等の治安悪化の可能性にも十分注意してください。
  • 被災地では、インフラの破壊(電気や水等)、物資供給不足、各交通機関の乱れ、電話等通信網の断絶等が発生している恐れがあるため、被災地を訪れる場合には、情報を収集し十分注意して行動してください。
緊急連絡先リスト

以下のリストを参考に、緊急時に備え手元に情報をまとめましょう。

現地の滞在先住所:
現地の滞在先電話番号:
留学先の住所:
留学先の電話番号:
現地の日本大使館の住所:
現地の日本大使館の電話番号:
クレジットカード会社:
クレジットカード会社の電話番号:
クレジットカード番号:
海外傷害保険会社:
海外傷害保険会社の電話番号:
海外傷害保険の番号:
創価大学国際交流課:International Affairs Office, Soka University
創価大学の住所:1-236, Tangi-machi, Hachioji-shi, Tokyo, 192-8577, JAPAN
国際交流課の電話番号:+81-42-691-8200
国際交流課のメールアドレス:intloff@soka.ac.jp

学生が遭遇しやすい様々なリスクと加害事例

リスク

スマホ操作による注意不足、インスタ映えを狙った事故等、性犯罪(被害、加害)、メンタルヘルス(コロナ禍における不安感を含む)、飲酒によるトラブル(ぼったくり、トランプ詐欺)、交通事故、水難事故。

加害事例
  • SNSに投稿するために撮影禁止区域で撮影してしまい事情聴取を受けた。
  • 露店で動植物を購入し、日本に持ち帰ろうとしたところ空港で逮捕された。
  • 託された荷物を運んだら麻薬の「運び屋」になってしまった。
  • 仕事を紹介され渡航したら、詐欺グループの「掛け子」になってしまった。
  • 反政府デモに興味本位で参加した際、警察に拘束された。
  • 繁華街を歩いていたところ、二人組の男に「珍しいお茶がある」と声をかけられ、少量のお茶を購入させられた。ホテルに帰ると警察官が「麻薬の取り締まりだ」と訪れ、買ったお茶を調べられたところ、実はそのお茶は麻薬であったため、現行犯で逮捕された。
    ※国によっては麻薬所持の密告に報奨金を払う制度があり、その報奨金目当てに旅行者をだますケースがあります。

役に立つ安全対策情報

外務省海外安全ホームページ

日本政府が収集した世界各国の情報。最新の現地治安情勢と安全対策の目安を示す「危険情報」・「感染症危険情報」が掲載されている。

在外公館リスト

留学先の最寄りの日本大使館・領事館の場所や連絡先を確認できる。

OTOA 日本海外ツアーオペーレーター協会都市別安全情報

主な国・都市の一般情報や安全情報が確認できる。

世界保健機構(WHO)

世界の医療・健康・衛生に関する最新情報を得られる。

厚生労働省 海外渡航者のための感染症情報

国別の医療に関する注意点や感染症の予防接種等の情報が確認できる。

在外公館ができること・できないこと

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