海外での安全対策

海外では事件・事故・病気など想像以上に多くの危険があなたの周りに潜んでいます。また、犯罪は年々凶悪化している傾向も見られます。海外に出ると、日頃の生活からの解放感もあって、ついつい油断しがちです。こうした心のスキが、取り返しのつかない結果を招きかねません。せっかくの留学ですから、出発前には渡航先の情報をしっかりと把握し、安全のための必要な知識を身に付けておきましょう。そして、留学先では決して油断せず、常に「自分の身は自分で守る」との意識を持って、安全・無事故を心がけてください。
また、海外で災害や事件が発生した際には、ご家族やご友人は、あなたが巻き込まれているのではないかと心配します。出発前に必ず、ご自身の日程や宿泊先等の連絡先をご家族に伝えるとともに、大学に定期的に連絡するように心がけてください。「知識」と「意識」をしっかり持って、実りある留学にしてください。
海外安全レベル(フェーズ)について
外務省海外安全ホームページには、渡航・滞在にあたって特に注意が必要な場合に発信される情報として、最新の現地治安情勢と安全対策の目安を示す「危険情報」・「感染症危険情報」が掲載されています。創価大学は、この海外安全レベルをもとに留学プログラムの実施について判断しています。外務省が発出する危険情報レベルが2(不要不急の渡航は止めてください)以上の国・地域への留学はできません。
なお、感染症危険レベルは、2021年の文科省の方針を受け、レベル4(退避してください)以上の国・地域への留学はできません。

「たびレジ」、「在留届」に必ず登録しましょう。

現地での生活に必要な最新情報をメールで入手できます。緊急事態発生時には、登録データをもとに大使館・総領事館が安否確認・支援活動を行います。   ※在留届の提出は、旅券法第 16 条により義務付けられています。

渡航先の最新情報を確認しよう。

海外渡航・滞在に関する最新の情報は外務省海外安全ホームページで確認できますので、事前に十分な情報収集を行いましょう。
一般犯罪被害防止策

携行品について

貴重品やパスポートは、肌身離さず携行してください。室内ではすぐに持ち出せるようにしておき、放置しないようにしましょう。バッグ、リュックサック等の携行品は体の前で抱えて持ち、目の前で管理するようにしてください。スリ、ひったくりのターゲットにならないために、財布を人目にさらさないようにしましょう。万が一被害に遭った場合に備えて、お金は分散して持つようにしてください。

外出時

見知らぬ外国人が声をかけてきたら犯罪の始まり。相手にしないでください。
◎特に気を付ける場所:空港、ホテル、マーケット、観光地、レストラン
◎特に気を付ける場面:切符購入中、チェックイン中、現金の支払い時など人通りの少ない所に行かないようにし、夜道はなるべく避けてください。(強盗、恐喝、ひったくり防止)
海外では、車は歩行者を見ても止まらないことが多いので、要注意です。歩道の壁側を歩くようにしましょう。(ひったくり防止、暴走車両対策、車両利用テロ)

盗難・ひったくりに遭遇した場合

荷物を盗んだ犯人は、ナイフなどの武器を持っていることがあるため、追いかけないでください。ひったくりに遭ったら、手を荷物から離すようにしてください。(引きずられて命を落とす場合があります)

宿舎における安全対策

貴重品はセーフティボックスか、指定された場所に保管して、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。貴重品をカバン、スーツケースに入れたり、室内やフロントに放置しないでください。レストランで食事中、貴重品は身につけておきましょう。
災害発生時の避難要領(火災報知器、放送は何語か)と集合場所、非常口を確認してください。
緊急時のために、引率者、ツアーガイドの部屋番号や連絡方法について確認してください。
ホテルルームドアの戸締り、二重ロックは忘れず、ドアがノックされた場合は必ずドアスコープで確認してください。
自然災害について

日頃の備え

◎家族等に緊急連絡方法を共有しておき、事前に避難場所を確認しましょう。
◎報道及び関係機関から最新の情報を収集しておきましょう。
◎停電に備え、懐中電灯、ライター、ろうそく、携帯ラジオ、予備の電池等の準備と1~2週間分の飲料水・食料を確保・備蓄しておきましょう。
◎避難することも想定し、パスポート、現金、雨具、携行用の水、食料等を準備し、いつでも持ち出せるようにしておきましょう。
◎避難場所や避難コースを確認しておきましょう。

災害発生時の対応

◎報道及び関係機関から最新の情報を収集してください。
◎現地当局からの避難勧告や指示に従ってください。また、避難後に最寄りの在外公館へ連絡してください。
◎被害が発生している地域においては、略奪等の治安悪化の可能性にも十分注意してください。
◎被災地では、インフラの破壊(電気や水等)、物資供給不足、各交通機関の乱れ、電話等通信網の断絶等が発生している恐れがあるため、
 被災地を訪れる場合には、情報を収集し十分注意して行動してください。

緊急連絡先リスト

以下のリストを参考に、緊急時に備え手元に情報をまとめましょう。
   
現地の滞在先住所  
現地の滞在先電話番号  
留学先の住所  
留学先の電話番号  
現地の日本大使館の住所          
現地の日本大使館の電話番号  
クレジットカード会社  
クレジットカード会社の電話番号  
クレジットカード番号  
海外傷害保険会社

 

海外傷害保険会社の電話番号  
海外傷害保険の番号  
創価大学国際課

International Affairs Office, Soka University

創価大学の住所 1-236, Tangi-machi, Hachioji-shi,
Tokyo, 192-8577, JAPAN
国際課の電話番号 +81-42-691-8200
国際課のメールアドレス intloff@soka.ac.jp
学生が遭遇しやすい様々なリスクと加害事例

リスク

スマホ操作による注意不足、インスタ映えを狙った事故等、性犯罪(被害、加害)、メンタルヘルス(コロナ禍における不安感を含む)、飲酒によるトラブル(ぼったくり、トランプ詐欺)、交通事故、水難事故。

加害事例

◎SNSに投稿するために撮影禁止区域で撮影してしまい事情聴取を受けた。
◎露店で動植物を購入し、日本に持ち帰ろうとしたところ空港で逮捕された。
◎託された荷物を運んだら麻薬の「運び屋」になってしまった。
◎仕事を紹介され渡航したら、詐欺グループの「掛け子」になってしまった。
◎反政府デモに興味本位で参加した際、警察に拘束された。
◎繁華街を歩いていたところ、二人組の男に「珍しいお茶がある」と声をかけられ、少量のお茶を購入させられた。
 ホテルに帰ると警察官が「麻薬の取り締まりだ」と訪れ、買ったお茶を調べられたところ、実はそのお茶は麻薬であったため、
 現行犯で逮捕された。
※国によっては麻薬所持の密告に報奨金を払う制度があり、その報奨金目当てに旅行者をだますケースがあります。

役に立つ安全対策情報

名  称 内  容
外務省海外安全ホームページ 日本政府が収集した世界各国の情報。最新の現地治
安情勢と安全対策の目安を示す「危険情報」・「感染
症危険情報」が掲載されている。
在外公館リスト 留学先の最寄りの日本大使館・領事館の場所や連
絡先を確認できる。
OTOA 日本海外ツアーオペーレーター協会
都市別安全情報
主な国・都市の一般情報や安全情報が確認できる。
世界保健機構(WHO) 世界の医療・健康・衛生に関する最新情報を得ら
れる。
厚生労働省 海外渡航者のための感染症情報 国別の医療に関する注意点や感染症の予防接種等
の情報が確認できる。

在外公館ができること・できないこと

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