2019年11月25日 10時00分

留学体験(鮫島基継さん・クラーゲンフルト大学)

Q1. オーストリアのクラーゲンフルト大学に留学されていたそうですね

2018年2月から2019年の1月の一年間、クラーゲンフルト大学に交換留学生として留学しました。
クラーゲンフルトはウィーンから南西に250kmほど離れており、イタリアとスロベニアの国境に面するアルプス山脈の麓にあるケルンテン州の州都です。冬の寒さは厳しいですが、ヴェルダー湖という湖があり、夏には保養地として賑わう風光明媚な場所です。
クラーゲンフルト大学は1990年より創価大学と交流を行なっており、18の学士課程と26の修士課程を擁しています。約11600名の学生が学び、そのうち20%は国外からの学生という国際色溢れる大学です。

Q2. なぜ、その国・大学を選びましたか?

大学生活という貴重な時間の中で、もっと外の世界に視野を向けてたくさんの経験を積みたいという気持ちから留学を決意しました。
創価大学は世界中の大学と交換協定を結んでおり、数多くの選択肢があります。ただ、行くのであれば、滅多に行くことのない場所に行って、生活をして、自分の視野をより広げてみたいとの思いからオーストリア留学を決めました。
もともと経済学部進学を決めた理由が、自分の生活を取り巻く社会や経済への知見を深めたいとの好奇心からでした。創価大学の生活では経済学の勉強に必死に取り組み、成績優秀者にも選ばれました。
しかし、留学で大きく成長する先輩や友人の姿を見て、机に向かう勉強がメインであった自分の生活を省みるようになりました。
そうして、海外留学というチャンスを活かして、より外の世界への理解を深め、自分も成長したいとの思いからオーストリアへの留学を決めました。

Q3. 留学中に、ビールの安さに驚いたそうですが?

ビールというとドイツやベルギーのイメージがあるかもしれませんが、オーストリアもビールの生産が盛んです。
多くのビールメーカーから、様々な種類のビールが発売されています。しかも大瓶が1ユーロほどで売られており、ビール好きにはたまらない国です。
週末には昼間からレストランなどで飲む人もたくさんおり、お酒が嗜好品として生活にとても浸透しているようでした。
日本では1滴でも飲めば飲酒運転になりますが、オーストリアは基準が少し緩いようで、ビールはグラス一杯くらいであれば車を運転して大丈夫だと聞いた時はとても驚きでした。
ただ、安全第一ですので留学生の皆さんは飲酒後の運転は絶対にしないでくださいね。
Q4. 留学中は、 夏休みを利用したヨーロッパ旅行が楽しかったそうですね

夏休みが7月から9月の3ヶ月間あり、イタリア、デンマーク、フランスなど 約10か国を一人で周りました。
ホステルなどに泊まりながら、バスのみでの移動だったので体力的にはとてもキツかったです。ただ、教科書でしか見たことのなかった街に訪れ、絵画や教会を見られたことに本当に感動しました。
特に、「百塔の町」と称されるチェコの首都プラハは町並みがとても綺麗で、カレル橋とプラハ城の夜景は思わず息を飲むほどの荘厳さと美しさでした。
また、バスの中で偶然知り合った、昔日本で生活をしていたスロバキア人の方から、私が10月から担当予定だった日本語授業のアドバイスを頂くなど、人との出会いも数多くある一人旅でした。
今でもこの時の旅行の事を思い返すと、また一人旅をしたくなります。
Q5. 留学中に、現地の学生に対しての日本語授業に苦労したとお聞きしましたが

10月から4ヶ月間、現地の13名の学生に全12回、1コマ3時間の日本語授業を1人で担当しました。
日本語を教えるのは初めてで、説明が上手くできず何度も悔しい思いをしました。しかし、参加してくれる学生に最大の貢献をしたいと思い、日本語の教本を徹底的に調べ、毎週8時間ほどかけて授業計画と約40枚のスライドを作成しました。
積極的に会話練習も行い、勉強のモチベーション向上のために、お正月などの日本文化の紹介も行いました。
全くの初心者でひらがなも読めない学生もいましたが、最後には簡単な会話ができるまでに成長しました。
参加した学生から、「充実した内容で、とても楽しい授業だった」と高く評価してもらい、最後に日本語でお礼を頂いたことは私の最大の喜びです。
Q6. 留学していちばんよかったのは、多くの人に出会い、多様なバックグラウンドを持った人たちと交流できた事だそうですね

振り返ると、本当に人に恵まれ、自分の視野が大きく広がった留学生活だったと思います。
クラーゲンフルトには日本人が殆どおらず、大学の日本人学生も自分ともう一人の創価大学からの留学生だけでした。
言葉がうまく通じなかったり、生活環境に馴染めなかったりして気持ちが塞ぐことも多々ありました。そうしたときに、クラーゲンフルトで毎年、創価大学からの留学生をお世話してくださる方が話を聞いてくださったり、友人がランチに誘ってくれたりなどいつも励ましてもらっていました。また、授業でクロアチアやルーマニア、チェコの人たちとグループワークを行うことがありました。
日本から見ると、同じように見えてしまいがちな中欧の国々それぞれに独自の言語や歴史、文化がある事を知り、自分の知らない世界がまだまだある事を痛感しました。

Q7. これから留学を目指す後輩達に一言お願いします

海外で生活をすることは想像以上に大変ですが、とても貴重な経験でもあります。
勉強以外にも生活のあらゆる場面で学びがあります。食べてみたいもの、行ってみたいところなど、どんな些細な事でも構わないので、留学先での目標を考えてください。それが留学へのモチベーションになりますし、現地での自分自身の生活を有意義にするキッカケになります。
同じ留学先でも、人が違えばその内容も大きく異なります。あなたにしかできない留学を掴み取り、思う存分に楽しんでください。

ページ公開日:2019年11月25日 10時00分