2020年04月23日 10時00分

留学体験(中村茉里李さん・デンバー大学)

留学の目的、その国や大学(学校)を選んだ理由

 私がデンバー大学(アメリカ コロラド州)を選んだ理由は主に2つあります。
 1つ目は、世界にたくさんの友好関係を広げたいと思ったのが最初のきっかけでした。3年生に進学する頃、ゼミ幹事としての活動を通して沢山の知識や価値観に触れたことをきっかけに、もっと多くの知識を吸収したい、また自分と同じ価値観を持つ人だけでなく色んな人と深く関わりたいと感じたことが大きなきっかけです。
 2つ目は、アメリカの銃問題といじめ問題の関連性に関心がありアメリカ留学を決意しました。毎日のようにアメリカで起きている銃乱射事件のニュースをみて、なぜこのような事態が発生しているのかを調べたとき、その多くがいじめ問題という深刻な原因があることに気付きました。特にアメリカのコロラド州は過去に大きな銃乱射事件が発生したほか、自殺率がアメリカ国内で上位に位置しています。このような背景から、コロラド州での留学を通してこの関係性を知りたいと思いデンバー大学への留学を決めました。

大学の概要

 私は1セメスター語学留学プログラム(6カ月間)の参加のため、デンバー大学内の英語学習生として英語を勉強しました。英語科のクラスは大きく3つのクラスにクラス分けされています。
 デンバー大学で英語を学ぶ良い点は、1番上のアドバンスクラスに合格すると、そのままデンバー大学に入学することができ自身の関心のある分野を専攻することが可能です。また、アメリカのコロラド州は日本人がほとんどいません。私が留学した当時(2019年9月)は、デンバー大学で英語を学んでいる学生(創価大学生4名除く)は1人でした。

現地での活動状況

 現地では2つの日本語ボランティア活動を行っていました。
 1つ目は、デンバー大学に通っている学生に日本語を教えるボランティアです。デンバー大学には日本人学生はほとんどいませんが、日本の文化に興味がある現地の学生が多くいます。そのため、日本語クラスを受講している学生と楽しく日本語を学ぶことができました。
 2つ目は、日米コロラド協会に所属した後、コロラド州に住んでいる人を対象に日本語を教えるボランティアです。こちらのほうは、学生だけでなく老若男女問わずたくさん人が日本語を学んでおり、週1回のクラスで日本語だけでなく日本文化を教えていました。

留学で得た成果

 この留学を通して語学の成果としては、大きく向上したと思います。留学前にクラス分けテストを受け中級のクラスに入りました。しかし、現地で英語を学んでいる学生は英語を話せる人が多かったこともあり、常に焦りや悩みが尽きませんでした。また、私が留学したアメリカのコロラド州は日本人が極めて少なく、そのため自分の力でどう乗り越えていくかが試された留学期間でした。しかし、現地の学生や様々な組織の人に支えられ、アメリカに行き3カ月後には1番上のアドバンスクラスに入ることができました。そして最後は、英語科のクラスを無事に卒業することができました。
 語学はもちろんですが、それよりも大きなことを吸収することができました。日本語ボランティアを通して、伝える楽しさと同時に知る楽しさを感じました。どの国も言葉や文化に含まれているかたちや意味は複雑ですが、必ずそれらには意味があります。日本語はどうしてこう言うのか、なぜこのようなかたちなのかということを今まで考えることなく過ごしていました。しかし、これらの活動を通して相手の文化を知る楽しさだけでなく自分の国の文化を知る楽しさを見つけました。

今後について

 私は、飛行機や空港が好きなこともあり将来は航空業界にも進みたいと考えています。しかし、この留学を通して改めてもっと自分と向き合う必要があると思いました。同時に、自分のやりたいことを一つに縛る必要もないと感じました。航空業界といってもパイロットやキャビンアテンダントだけでなく様々なお仕事があります。また、この留学を通して日本と他国を繋ぐお仕事にも関心があります。もっと視野を広げこれから先、語学学習を続けることはもちろん、手話や第3言語など恐れずに新しいことに挑戦していきたいです。
ページ公開日:2020年04月23日 10時00分



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