2020年05月12日 09時00分

留学体験(齊木秀明さん・トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学)

    留学の目的、その国や大学を選んだ理由

    住んでいた寮の前の公園より
     僕がマレーシアのUTARへの留学を決めた理由は主に3つあります。
     1つ目に、多民族国家であること。多様な民族・宗教・文化に触れることで自分の視野を広めたいと考えました。
     2つ目に、マレーシアが中進国であること。先進国でも途上国でもないマレーシアってどういう国だろうと興味を持ちました。それでも都心(KL)はとても栄えていると聞いていたので、ならばそこまで栄えていない地域にある大学に行って都心との違いをこの目で見たいと思いました。
     3つ目に、パーム油がマレーシアの基幹産業の1つであること。現在環境問題や労働環境が問題として取り上げられることも多いパーム油の世界シェアはインドネシアとの2国で8割以上(かつては9割)占めています。これもまた現地だからこそ知りえる知識や体験があるのではないかと思いました。

    大学の概要、特色

    大学正門から
     UTARは私立大学で首都のKLから電車で2時間、車で3時間離れたところにあるペラ州のカンパ―(Kampar)に位置しています。周りは森や湖に囲まれていてとても自然豊かです。
     9割以上が中華系の生徒のため、授業終わりやミーティングの際に中国語で話すということも多く、その際は英語に訳してもらいながら会話をしました。

    現地での活動状況

    中国の旧正月のお祝いに、よく行くレストランの店主が自宅に招待してくれた時
     現地にはいわゆる娯楽施設はカラオケの1店舗を除くと全くなく、友人と遊ぶというのは食事に行くことや会話を指しました。日本語を学んでいる学生が多く、日本語で会話が成立することも少なくなく驚きました。
     中国の旧正月にはたくさんのお宅に招待されました。家族や親戚が集まってゆっくり過ごす期間に、知り合ったばかりの自分を招待してくれたことにとても感動しました。

    留学で得た成果

    Final Presentation の後にグループで撮った写真
     留学では勉学の面よりも人格面での成長を強く感じます。他人の目を気にしない人たち、思ったことをそのまま言う人たちに囲まれて生活している中で、自分も他人の目をほとんど気にしなくっていました。
     相手の言っていることが分からない時も、今までなら分かったふりをすることも多かったのですが、臆せず何度でも聞き返せるようになりました。そういった面での成長はとても大きかったです。

    その経験の生かし方→就活や人生

     留学生活を通して僕は、教育の重要性を改めて感じました。マレーシア人以外と話した時、相手も自分もお互いに最初は偏見があったのですが、話してみるととても気が合って留学中はよく一緒に散歩や食事に行く仲になった子がいます。
     誰かがあいつは悪い奴だとか、関わるとよくないということがあると言ってもやはり自分の目で見て話して関わることがとても大切でした。このような経験を次の世代に還元できるよう、教育に携わる仕事がしたいです。

    後輩へのアドバイス

     留学に興味がある人もない人もいるかと思います。しかし、短期でもバックパックでもなんでも、時間とお金に少しでも余裕があればぜひ行っていただきたいです。今抱えている悩みがちっぽけに感じられるほど世界は広いです。自分の知らないことであふれています。
     興味のあることもないこともいろんなものに触れて自分の視野を広げ人生を豊かにしてください!
     
    (留学期間:2019年10月~2020年3月)
    ページ公開日:2020年05月12日 09時00分



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