2020年11月18日 16時00分

HOPE特別講義(須藤英男さん・経済学部40期)

 2020年10月15日(木)、現在、外資系金融業界に勤務する須藤英男さん(本学40期、経済学部卒業)による、経済学部オナーズプログラム(HOPE)の学生を対象にした特別講義が行われました。

 須藤さんは、就職して6年目ですが、海外及び国内の顧客の為に、仕組債の組成をサポートしたり、仕組債を通した資金運用をサポートするなど、様々な業務に従事していることを紹介してくれました。例えば、非常に分厚い契約書を、重要事項を見落とすことなくレビューするなど、大変な作業が多くあるが、任された仕事を単にこなすのみではなく、プラスの付加価値をつけて上司に戻すことが大事であること。仕事では、知性のみの勝負ではなく、知性と人間性で勝負し、人から信頼してもらえるように努めているなどの経験談を語ってくれました。
 
 また、大学時代の勉強や頑張ったことが、今の仕事に取組む姿勢にも役に立っているとも述べられていました。具体的には、(1)学生時代に英語を猛勉強したことや、シドニー大学に留学して経営学の授業を必死で頑張ったこと。これは、今、ニューヨーク、ロンドン、香港など、世界の拠点の人たちと仕事のやりとりをすることで活かされていること。(2)経済学部時代に身につけた複雑な問題を読み解き、理解する力は、仕事での、複雑な取引内容を理解し、関係者に正確に説明することに役立っている。(3)学生時代に培った読書習慣は、仕事で膨大な契約書の読解力に役立っているとのこと。しかし、須藤さん自身は、学生時代に一生懸命に学んだつもりであったが、今、振り返ると、もっと英語も経済学も学んでおけばよかった、また、もっと読書もしておけばよかったと感じるので、学生の皆さんは、更に上を目指して、頑張ってくださいとの激励をしてくれました。

 また、学生時代は、様々な活動に取り組む中で、勉強の目的感を失いかけた時もあったとのことで、その様な時に、創立者より、「君よ、勉学博士たれ!将来、平和と正義の大指導者になるために」との激励を頂き、「もっと勉強しよう」、また「大学を建設していく人材になろう」と決意することが出来たとのエピソードも紹介してくれました。最後に、学生に対し、建学の精神に基づく「知性と人間性の両立の重要性」と、「学生時代のやり抜く力の重要性」を強調し、学生達の成長に大きな期待を寄せて、講義を終えました。

 参加した学生達からは、以下のような感想が寄せられました。
●「知性と人間性の両立」という点が印象に残りました。外資系企業では、専門性を求められるが、「知性の面では上には上がいる、だからこそ、人間性を兼ね備えた人材になっていくことが重要」と言われており、人間性を磨くことの重要性をあらためて気づかせてくれました。
●「知性と人間性の両立」という話が心に残りました。知性だけでは、人はついてくれず、それだけでは、社会に貢献していくことは難しいとあらためて感じました。そこで、今までの苦労した経験や使命の自覚から作られる人間性の重要性を強く感じました。この考えを軸に教育して下さっている創価大学で学べることに感謝して、更に勉強に励んでいきます。
●須藤さんは、社会人として働く今でも、英語、歴史、金融などを勉強し続けていると聞いて、生涯、学び続けることが大切だと思いました。また、その為の基盤を大学生活で作っていきたいと思いました。これからは、常に、自分は、将来、国際社会に貢献できるんだと信じて、目の前の課題に取り組んでいきたいです。
●大学入学後は、将来の自分に対する不安や、日々の勉学に身に入らないことが多くありましたが、本日の講義を聞いて、大学時代の学びが、将来の可能性を広げ、多くの経験が武器になっていくことを確信しました。今の学生生活、一日一日を無駄に過ごさぬよう、毎日のタスクを明確にしていこうと決意しました。
●創大卒業生が、自分の成し遂げたいことや、「何のために」と言うことを明確にし、社会で活躍されている姿に、とても励まされました。結果が出なくて、苦しいことがあっても、原点があれば、やり抜くことが出来ると感じました。
ページ公開日:2020年11月18日 16時00分



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