2020年12月25日 10時00分

HOPE特別講義(笛野高志さん)

 12月10日、日本の金融業界に勤務する笛野高志さんによる、経済学部オナーズプログラム(HOPE)の学生を対象に特別講義が行われました。当日、笛野さんは、現地ニューヨークは午前4時過ぎにも拘らず、オンラインで本学と繋がり、講義を担当してくださりました。
 笛野さんは、大学卒業後、すぐに日本で就職し、12年間、国内営業、市場部門、投資銀行部門の業務経験を積まれた後、ニューヨーク店に転勤。そこでは、10年間、北米、中南米におけるエネルギー関連部門を主とするプロジェクトファイナンス及びストラクチャードファイナンス※等を責任者として推進。その後に転勤されたロンドンでは約6年間、奮闘され、昨年、再び、ニューヨークに戻られ、現在は、ニューヨークを拠点に、経済社会基盤構築のためのプロジェクトファイナンスやストラクチャードファイナンスを債権分野でも展開してきているとの紹介がありました。
 仕事の内容としては、国際金融市場のステークホルダー(参加者、関与する人々)や、それぞれの役割や視点などを簡潔に説明してくださりました。また、実際に担当された、プロジェクトファイナンス(例えば、発電所建設の融資案件)についての全体像(誰が、どのような役割を持っているか)、プロジェクトファイナンスの特徴や強み、リスク分析の視点なども詳細に且つわかりやすく説明され、実際のプロジェクトを建設し、運営に至るまで、どのような過程があり、そこに金融業界が、どのような係りをしているかについても、丁寧に説明をしてくださりました。
 最後に、笛野さんは、国際社会で働く意義は、「知見を広げ、新たなことに挑戦し、社会のために役立つこと」と強調され、学生時代から、多様性を理解できる能力や、柔軟性とタフネス、折れない心、更には人間力を磨くこと、心から尊敬できる人を持つことなど、人生で勝利していく上での重要なポイントを共有してくださり、学生達の将来に期待を寄せて講義を終了しました。

※ 仕組を利用して資金調達を行う方法。特定プロジェクトを遂行するために設置される特別な目的の会社(SPC)に対し、間接的に資金を提供する仕組。

 参加した学生達からは、以下の感想が寄せられました。

●金融業界の仕組に精通していなかったのですが、今日の講義を通し、新たな発見と学びを得ることができました。また、金融業界の仕事への興味や意欲を新たに持つことができました。特に一番心に残った部分は、講義の最後におっしゃられた国際社会で働くことの意義です。国社社会で働く時に必要なことは柔軟であること、気持ちを素直に表すこと、というアドバイスを受け、これからの大学生活や授業を通し、これらの事を意識し、自分自身、多様性溢れる人間に成長していこうと思いました。

●金融市場の話は、とても新鮮であり、大きなお金の動きを操り、途上国などに大規模な事業を実施し、支援できるという点に魅力を感じました。また、今、自分が大学で学んでいるSDGsなどが、金融市場においても非常に重視されており、国際的には、やはり持続可能な社会を作るための事業は大切だと感じました。

●国際社会で働く上で、相手の文化や価値観を理解し、尊重する柔軟性と、自分の意見をしっかりと発信し、主張していく積極性の二つをバランス良く発揮することが大切だと学びました。本日の講義の内容を胸に、日々の学業において国際社会に通用するスキルを磨いていきます。貴重な講義、ありがとうございました。

●「金融」、「ファイナンス」という業界の名前を目にしますが、正直、どのような仕事なのかは全く知りませんでした。今日の講義で、「プロジェクトファイナンス」というビジネスの内容や仕組などを学ぶことができ、今後のキャリアの選択の一つとして、視野を広げることができました。本日は、ニューヨークという遠方から、また、現地時間が午前4時過ぎということで、早起きされて講義をしてくださったことを知り、とても驚きました。ありがとうございました。

●私は、今、国際金融に関するゼミで学んでいますが、今日の講義を聞いて、自分の知識不足を感じました。今日の内容は、全て、今後の自身の学びにも生きると思います。また、国際社会で働くために武器となるものは、今でも磨けるものばかりであったので、自身の将来の為、ぶれない軸をしっかりと築いていく学生時代にしようと、あらためて思いました。

●SDGsが大切になってきている中、金融の世界でもSDGs、ESGが最も重要になってきていることを知りました。金融の今後において、SDGsやESGを語ることが出来なければ、現在の金融界において重要な役割を果たすことが出来ないこと、金融の世界では切っても切れない関係になっていることを学びました。
ページ公開日:2020年12月25日 10時00分



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