2020年12月25日 14時00分

留学体験(和氣雅也さん・グリフィス大学)

Q1. オーストラリアのグリフィス大学に留学されていたそうですね。なぜ、その国・大学を選びましたか?

主な理由は2点あります。1つ目の理由は、実践的な英語力の習得です。大学入学当初から経済学部のインターナショナル・プログラムを中心に英語の学習に力を入れていましたが、将来、社会人として世界中を舞台に活躍するためには今のレベルでは及ばないと感じ、留学を決意しました。多国籍の人々が入り混じって生活しているオーストラリアでは同じ英語でもイントネーションやなまりなどが微妙に違っていたりして、非常に刺激的でした。2つ目は、多様な文化に触れ、自分の人間性を磨くためです。日本とは全く異なる文化を持つ人達との交流の中で、新しい価値観に触れることができ、視野が広く器の大きな人に成長できると考えました。また上でも述べた通り、オーストラリアにはアフリカやヨーロッパ、南米など様々な国籍の人がいるので多様性を重視していた私にとっては最適な国でした。

Q2. 留学中に、オーストラリアの人の明るさに驚いたそうですが?

寮生活をしていたのですが、とてもアクティブな性格の人が多く、毎日のようにパーティをしていました。日本ではパーティというと比較的少人数でやるイメージですが、現地では一つの部屋に何十人も集まって大勢でやっていたところも日本との違いを感じました。また、基本的に建物が低く作られているので、大学のキャンパス内でも約50個の建物がありました。始めの方は迷子になったりもしましたし、授業ごとに大移動しないといけなかったので少し大変でした。食べ物に関しても留学前は口に合うかどうか不安でしたが、美味しいものばかりで、特に私はハンバーガーが好きでよく食べていました。

Q3. 留学中は、きれいな海の景色を見るのとサーフィンが楽しかったそうですね。

私が留学していた都市がゴールドコーストというところで、近くに沢山のビーチがあり、週末はよく気分転換に海を眺めに行っていました。そこで人生初のサーフィンも経験しました。難しそうでしたが、コツを掴めば思っていたよりも簡単で、すごく面白かったです。ただ、紫外線がかなり強かったので、日焼けで数日間は痛みと戦っていました。また、休みの日に大きなショッピングモールに行って買い物をするのも楽しかったです。日本にもあるお店を見つけると少し安心します。
 
Q4. 留学中に、英語でのコミュニケーションに苦労したとお聞きしましたが

言語の問題で一番苦労しました。英語は徹底的に勉強して行きましたが、現地の人の話すスピードに慣れるのにかなり時間がかかりました。授業の際や寮にいる時は積極的に周りの学生とコミュニケーションを取り、一人の時はずっと英語を聞きながら一日でも早く自然な会話ができるようにという想いで過ごしていました。また、個人的にはコロナウイルスの影響が非常に大きかったです。授業がオンラインになり、現地でできた友人と会うこともなくなってしまいました。そして、早期帰国が決まってからの様々な手続きや日本での隔離生活など大変なことも沢山ありましたが、環境の大きな変化に対する適応力も磨かせてもらったと思っています。
 
Q5. 留学していちばんよかったのは、成長する勇気を出せたことだそうですね

この留学で一番良かったと感じるのは、不安や劣等感の中でも前に進む勇気を持つことの大切さを実感したことです。始め、空港に着いた瞬間から現地の人が話す内容が聞き取れず、この先どうなってしまうのかという不安が強くありました。また、誰かに話しかけようとしても英語が上手く話せない自分がどう思われるのかという劣等感で何もできない時期もありました。その中で、いくら嘆いても周りの環境は変わらない、自分の意識を変えるしか成長のチャンスは生まれないと思うようになり、そこから行動に移すことができるようになりました。学内のボランティアや部活動に参加していく中で少しづつ自信がついていく実感もできました。また、その過程には同じ日本からの留学生や授業でできた友人など多くの人の支えがありました。特にSGIの方々には本当に助けていただきました。そういった方々の支えがあったからこそ自分が成長できたという感謝を忘れずに、今後、自分も挑戦する誰かの背中を押して行ける人になりたいです。
 
Q6. これから留学を目指す後輩達に一言お願いします。

留学中は大変な事が沢山あります。しかしその分、自分が想像している以上に多くの学びや成長を得られる機会です。大変な状況の中で頑張るからこそ、他の人の頑張りに気づける大きな自分に成長できます。そして、自分の可能性を狭めないでほしいです。現地では楽しいことも沢山あります。そして、全力でサポートしてくれる人達が必ず待っています。自分の力を信じ、一人だと思わず挑戦してもらいたいと思っています。
ページ公開日:2020年12月25日 14時00分



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