浅井学 教授

担当授業

 担当授業は「データサイエンス」「データサイエンス活用演習」「ファイナンス論」「計量経済学上級」です。データサイエンスは、データから価値を創造する学問です。それを人々の経済活動の分析に応用していくのが、「データサイエンス活用演習」また「計量経済学上級」です。

 また、データサイエンティストが扱う重要な分野の一つがファイナンスです。「ファイナンス論」では、リスクの考え方やリスクとの向き合い方をベースとして、投資や金融派生商品などについて学んでいきます。

 研究分野は「データサイエンス×金融」です。

学生時代の関心事

 経済学部に入学したものの、経済の授業に関心がもてずに、文学作品ばかり読んでいました。世界の名作とよばれる作品を片端から読んでいくかたわら、英会話の授業と数学は(比較的)まじめに取り組んでいました。英語は役に立ちそうでしたし、数学は論理的思考力が磨かれていくのを感じました。

 アメリカに短期留学した時に、大学の教養レベルの授業でも、データをもとにした論理展開が上手だとビックリしました。「世界はいずれ、データ分析力を求めるようになる」と思いました。帰国後、英語の教科書で統計学を勉強してみたのですが、あまりの無味乾燥さに逃げ出したくなりました。それでも一冊の本を、きちんと読みとおしたのは良かったと思います。

 読書のくせが、変なところで役に立ちました。もう一つ読書で役に立っているのが、自由な発想です。研究活動は本来オリジナルでクリエイティブなものなので、これまでの研究成果を踏まえた上で、新しいアイディアを出すことが求められます。10代・20代の時にたくさんの本を読んだおかげで、柔軟な発想力を身に着けることができたと思います。

 経済のほうも、「ミクロ経済は資源の最適化配分」「マクロ経済は国レベルで傾向をつかむこと」と、自分なりの解釈ができてからは面白くなりました。

研究に対する思い

 創価大の教員として、世界の学問の発展に貢献したいと願っています。研究面で世界のトップクラスと言われるような大学がありますが、そのような大学で働いてもおかしくないくらいの研究業績を目指しています。

 ゼミでは、一人ひとりの関心にあわせて、データ分析力が身につくように取り組んでいます。

教育や人材育成への抱負

 ゼミの学生たちが自分の強みに気付けるように、また一人ひとりの長所が伸びるように教育に取り組んでいます。卒業生たちは、外資系のコンサル企業やIT企業で働く人も多いなか、極端な例ですが、医者やパイロットになった人たちもいます。

 どのような分野に進んでも、自分の強みを活かして、また伸ばしていくなかで、社会に貢献していくことを期待しています。



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