《お母さん、ありがとう #10》親へ贈る言葉

両親からの励ましに、
「自分はひとりで戦っているわけではない」と実感した
国際教養学部卒業生 山田勇希さん
―今、ご両親にどのような思いを伝えたいですか?
「いつもありがとう」と感謝の思いを伝えたいです。正直、僕は今まで学業や部活動、生活などさまざまな面から心配をかけてきたと思います。しかし、両親はいつも辛抱強く見守り、応援してくれました。父は普段は寡黙なのですが、僕が悩んでいるときは、不器用ながらも励ましの言葉をかけてくれました。母はたくさんの心配りをしてくれました。両親の支えがあったおかげで、何不自由なく、本当に充実した楽しい大学生活を送ることができました。
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ー学生生活の中で、ご両親との印象的な思い出はありますか?
たくさんの場面で支えてもらうことがありましたが、なかでも印象的だったのはTOEFLスコアの取得です。TOEFLで卒業要件スコアを取得するのがワンテンポ遅かった僕は、卒業年次の冬まで挑戦し続け、TOEFLの勉強をしていました。大学、家、近所の図書館を行き来する毎日。不安と焦りでずっと気が張り詰めている中、母から「よく頑張ってる!偉いよ。まだまだ応援し続けるからね!」と、メッセージ付きのLINEギフトが届いたとき、とても励まされたと同時に、自分ひとりで戦っているわけではないんだと感じ、より一層頑張っていこうと決意することが出来ました。
―どのような高校時代を過ごしましたか?
高校1年生の時は担任の先生とそりが合わず少し不登校気味でしたが、高校2、3年生では、良い先生に恵まれ、楽しい高校生活を送ることができました。また都立の進学校であったため勉強一筋という校風でしたが、勉強もせず毎日学校帰りに友達と出かけていたこともあり、受験期はとても苦労しました。
ー国際教養学部に入って変わったことは?
最後までやり抜く力がついたと思います。大学に入るまで、苦手なことや困難なことには直接向き合おうとせず、いつも逃げようとする姿勢の自分がいました。しかし創価大学に入学してからは、やらなければいけない環境にあえて身を置くことにより、真剣に物事に向き合えるようになり、一度決めたことを完遂する能力や責任感を養うことが出来たと思います。
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ー国際教養学部での印象深い出来事や思い出は何ですか?
一生忘れることが出来ないと思うのは、卒業要件であるTOEFLスコアを取得したことです。卒業要件スコアの取得は本当に苦しいものでした。計画通りに取得できず、休学など調整し、卒業年次には何回か挑戦しましたが、毎回ギリギリで卒業要件に届かず、もどかしい思いもしました。しかし決して諦めず、教授や友人、家族などの力添えを受けながら、空き時間を見つけては必死に猛勉強しました。その結果、目標を大幅に超えるスコアを取得し、自分自身に勝利することが出来ました。
―最後に受験生に一言お願いします!
一見、失敗や挫折にしか見えないようなことでも、一つ一つに意味があり、それが生きる日が必ず来ます。なので、これからどんなことがあっても自分を信じて頑張っていってください!これからもずっと応援しています!