原因と結果の経済学

警察官が多い都市は犯罪件数が多いと耳にしたことはあるでしょうか。このことは「警察官を増やすと犯罪が増える」ことを意味するでしょうか。お気づきの通り、この解釈は必ずしも正しいとは限りません。犯罪件数が多い都市により多くの警察官が配置されていると考える方が自然でしょうし、単に人口が多い都市は警察官が多く、また犯罪件数も多いだけかもしれません。「警察官が多い都市ほど犯罪件数が多い」ことは相関関係を意味しますが、「警察官を増やすと犯罪が増える」は因果関係を意味します。両者は似て非なるものにもかかわらず、世の中にはこの2つを混同した分析が少なくありません。
「原因と結果の経済学」では、経済学ひいては社会科学において重要な概念である「因果関係」を学びます。この授業では、まず「因果関係」と「相関関係」の違いについて学習し、そして因果関係を特定するために有効な実験デザイン、また世の中に既に存在するデータを使って因果的効果を発見するための条件や手法を学びます。データからどのように価値のある情報を引き出すことができるか、この授業を受講し一緒に考えましょう。



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