行動経済学入門

行動経済学には2つの特徴があります。まず1つめが、「感情」と「熟考」の両方に焦点を当てること、2つ目が、現実のデータから離れることがないという点です。
 行動経済学の分析対象の1つに自制(セルフ・コントロール)行動というものがあります。自制という行動について深く理解するために、私たちの頭の中の判断(選択)システムを「感情システム(affective system)」と「熟考システム(deliberative system)」の2つに分けて考えます。ここでは、あたかも自分の中に2人の自分が居て、片方の自分の名前が感情さん、もう片方の自分の名前が熟考さんであると想像してもらえれば十分です。標準的な経済学は、「熟考さん」にのみ焦点をあてますが、行動経済学は「感情さん」と「熟考さん」の両方に焦点を当てます。
 行動経済学が、標準的な経済学から乖離するのは、現実を説明するためです。したがって、現実を離れた行動経済学はありません。それはつまり、必ずデータによる確認があるということです。これは、標準的な経済学にも求められるようになってきましたが、行動経済学では必須です。したがって、データの収集方法や比較、分析の方法も学びます。



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