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2017年03月20日

本学で「第4回SAGE JAPAN CUP」を開催 ―高校生が社会貢献事業プランを提案―

3月20日(月・祝)、本学大教室棟S201教室にて、SAGE JAPAN 推進委員会(本学教育学部 宮崎猛研究室)主催の「第4回SAGE JAPAN CUP」が開催され、高校生・学生・教職員・マスコミ関係者ら約100名が参加しました(東京都教育委員会・毎日新聞社後援)。

SAGE(Students for the Advancement of Global Entrepreneurship)とは、高校生が大学生や企業のサポートを受けながら、社会貢献事業を考案・実践することによって、国際社会に求められる問題解決能力や、チャレンジ精神などの起業家精神を身に付けることを目的とした国際的組織(教育プログラム)です。世界ではアメリカや中国、韓国、ロシアなど、27ヵ国で実践しており、日本では2013年にSAGE JAPAN推進委員会により設立されました。2014年に初の国内大会を開催し、今回が4回目となります。

主催者を代表して高橋裕奈さん(本学教育学部・2017年3月卒業)から、「『高校生が社会を変える』をテーマに、6チームがプレゼンテーションを行います。優勝したチームは、夏にウクライナで開催される世界大会に出場ができます」と大会の概要について説明がありました。
続いて、馬場善久学長があいさつに立ち、「社会問題の解決にむけた事業プランの作成を通して、これからの社会で求められる学力の3要素(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体的な学習意欲)が鍛えられると思います。この取り組み機に、さらに学びを深めてほしいと思います」と述べ、高校生のアイデアに期待を寄せました。その後、各チーム20分の発表と質疑応答が行われました。

プレンゼンテーションでは、けがをした学生の通学支援にタクシーを活用する案、余剰果物や野菜からハンドクリームを作る案などが披露されました。
審査の結果、私立田園調布学園高等部のチーム「なでしこ~ず」が第1位となり、世界大会への出場権を獲得しました。同チームはフードロス削減にむけ、売れ残り等が原因で廃棄となる青果物があることに着目。地元ベーカリーと連携して廃棄となる青果物で焼き菓子を製造・販売し、その利益でフードロス削減の啓発活動を行うプランを発表しました。

<出場高校一覧>
都立両国高等学校、都立国際高校、市立横浜サイエンスフロンティア高等学校、私立田園調布学園高等部、都立千早高等学校2チーム
ページ公開日:2017年03月20日