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2017年04月09日

日中国交正常化45周年行事として、本学で「第38回周桜観桜会」を開催しました

中国の周恩来総理をしのび、日中友好を象徴する「第38回周桜観桜会」が4月9日(日)、本学ディスカバリーホールで開催されました。本年は外務省認定の日中国交正常化45周年行事として開かれ、田代康則理事長、馬場善久学長、石川惠子短大学長をはじめ、教職員、学生、一般の方々、約800名が参加。
また、中国大使館から劉少賓公使一行32名をはじめ、周総理の姪である周秉宜女史一行4名、中国の池田研究者訪日団一行5名、南開大学、遼寧師範大学、大連芸術学院、大連工業大学、仲愷農業工程学院の学生が出席しました。

1974年12月、本学の創立者池田大作先生は周総理と北京市内で会見。懐かしく日本での桜の思い出を語られる周総理に、創立者が「ぜひまた桜の咲くころに日本にいらしてください」と伝えると、「その願望はありますが、実現は無理でしょう」と病床の周総理が答えられる場面がありました。1975年11月にその思いをつなぎ、日中国交正常化後に日本で初めて受け入れた中国からの国費留学生6人(程永華駐日大使を含む)と本学学生が一緒に桜の苗木を植え、創立者が「周桜」と命名しました。その後、日中友好の象徴として「周桜観桜会」を毎年開催しています。

劉公使はあいさつの中で、「創価大学は程永華大使の母校でもあり、親切で人の温かさを感じる素晴らしい大学です。創価大学は一貫して日中友好の事業に力を入れ、両国の発展に寄与する多くの人材を育ててこられました。本年は日中国交正常化45周年の佳節であります。友好交流の歴史を学びながら、周桜に込められた思いが万代に受け継がれることを願っております」と語りました。

また、周秉宜女史は1949年から1968年まで中南海にて周総理夫妻と共に暮らしていた際の思い出を振り返りながら、日中友好に尽力してきた周総理と創立者池田先生の交流の様子を紹介し、「周総理が願った中日両国の友好と平和のため、これからも尽力していきたいと思います」と述べました。

挨拶に立った馬場学長は、「両国の交流の歴史を学び継承し、創立者池田先生の築いた日中友好の金の橋を一段と強固にしていきたいと思います」と話しました。

終了後、参加者は文学の池のほとりに咲く周桜を三々五々鑑賞しました。また、同日午後4時からは池田研究者訪日団一行5名による、研究発表会「池田研究フォーラム」が開催され、中国からの留学生や中国に留学した学生、教職員等の約80名が参加しました。

周桜観桜会に参加した男子学生は「今年9月から交換留学生として中国で学びます。日中の歴史を学ぶとともに多くの人たち交流し、将来は日本と中国の架け橋となる仕事に就きたいと思います」と話しました。
ページ公開日:2017年04月09日