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聴覚障害を体験する参加者

2017年11月07日

創価大学男女共同参画推進センター主催「介護セミナー」が開催されました

創価大学男女共同参画推進センター主催の「介護セミナー」が11月3日(金)、創価大学看護学部棟N302教室で開催され、本学の教職員・学生等が参加しました。

主催者の花見常幸センター長の挨拶に続き、本学看護学部の東森由香准教授(日本認知症ケア学会代議員)が「高齢者体験を通して学ぶ介護の実際」と題して講演。東森准教授は、高齢者が感じる生活上の見えにくさ、聞こえにくさ、動きにくさといった加齢による不自由さを、高齢者体験を通じて参加者に伝えました。さらに、家族が介護負担と感じている場面を想定し、その負担を軽減するための介護のあり方について参加者と共に考え、「介護される方の意向や思いを満たせるような関わりをすることが、介護する者の介護負担の軽減にも繋がっていきます。高齢者が認知症になっても心地よいと思えた感覚は介護を受けた人の記憶の中に永遠に残ります」と述べました。
今回のセミナーで参加者は、老人体験用のゴーグルを使用しての視覚障害、耳栓を使用した聴覚障害、肘にサポーターを巻いて関節の動きにくさを体験する関節可動域制限などを体験しました。

参加者からは次のような感想が寄せられました。
  • 卒業後、介護職として働くので貴重なお話を伺うことができ、参考になりました。(20代・男性)
  • 講師の「認知症の方は相手の表情を認識する力は低下していない」という言葉に、声にはならない訴えを私自身も感じとれるようになりたいと思いました。(20代・女性)
  • 認知機能低下の人を理解するのは大変だと思いました。今後の人生において、少しでも認知症の方に寄り添えるようにがんばっていきたいと思います。(50代・男性)
  • 「老い」について身近なこととして、来るべき未来に備えたいと思います。また、今回の学びを生かし高齢の方への接し方を変えていきます。(50代・女性)
ページ公開日:2017年11月07日