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2019年03月22日

第45回創価大学・第33回創価女子短期大学卒業式を挙行

3月18日(月)、第45回創価大学卒業式が池田記念講堂で、第33回創価女子短期大学卒業式が中央教育棟ディスカバリーホールで盛大に挙行されました。式典には、現在、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院(LSHTM)熱帯医学看護専門職ディプロマ履修コースのディレクターとして世界の資源の乏しい環境や低中所得国で働くことを目指す医療専門家を指導されている、デイム・クレア・バーチンガー女史が出席し、卒業生の門出を祝福しました。

式典では、田中亮平副学長の開式の辞に続き、田代康則理事長が創立者からのメッセージを紹介。続いて、大学院博士後期課程の8名に「博士」、法科大学院修了者25名に「法務博士(専門職)」、大学院博士前期・修士課程の111名に「修士」、教職大学院修了者19名に「教職修士(専門職)」、学部の1,691名と通信教育部の512名に「学士」、短大生265名に「短期大学士」の学位記が授与され、32名に別科の修了証書、スペイン・バリャドリード大学院ダブル・ディグリープログラム1名に、文学部の中国語ダブル・ディグリーコースの修了者12名に中国・北京語言大学の「学士号」、英語ダブル・ディグリーコースの修了者7名にイギリス・バッキンガム大学の「学士号」が贈られました。
その後、海外の著名な機関からの賞が代表に授与。「インド・創価池田女子大学世界友情賞」が杉本規美子さん(文学部)に、「マハトマ・ガンジー青年平和賞」が木村宏一さん(国際教養学部)、中国・上海魯迅文化発展センター「魯迅青少年文学賞」が坂本眞一郎さん(法学部)、立野未奈子さん(法学部)、冰心文学館「冰心青少年文学賞」が木村華奈子さん(法学部)に贈られました。また、「創価大学貢献賞」が21名に、「創立者賞」が創大の大橋秀夫さん(法学部)、加藤優香さん(国際教養学部)、短大の西村広美さん(創価女子短期大学英語コミュニケーション学科)に授与されました。

卒業生代表抱負などの後、馬場善久学長は告辞で、「本日、卒業の栄冠を勝ち取られた卒業生の皆様、誠におめでとうございます。保護者の皆様におかれましても、卒業生を見守り育ててこられ感慨ひとしおのことと思います。心からのお祝いを申し上げます。本当におめでとうございます。(中略)創立者が入学式で皆さんに贈られたメッセージの中で、『真の教養』として『生涯、学び抜いていく持続の力』、『知識を生かす知恵の力』、『世界の動向を見極める洞察力』と『いかなる状況も勝ち開いていく哲学の力』という4つの力をあげられました。時代状況がどのように変化しようとも、『真の教養』の力によって必ず乗り切り、新たな展開が可能となります。生涯にわたって創立者の示されたこれら4つの力を更に高めるべく、努力を継続してまいりましょう。創立50周年を目前にしている現在、本学卒業生は日本のみならず世界の各地で、あらゆる分野で活躍をしています。45期生の皆さんがどの国の、そしてどの分野に進出しようとも、そこでは必ず同窓生のネットワークが皆さん一人ひとりを暖かく迎えてくれることでしょう。新たな舞台へ勇気をもって船出をしましょう」と述べました。
また、短大の卒業式で石川惠子学長は、33期生皆さんの、目立たなくても常に努力をかさね、いざというときに、見事な成果を残してくださった一人一人のお姿は、これからの短大の新たな時代を築く後輩への大きな力となっていくことでしょう。常日頃、皆さんの語る短大建設、それはどこまでも皆さんが主役であり、皆さんが互いに切磋琢磨することで、ご自身をまた回りの友人を大きく成長させてきたと思います。そして、この皆さん方の姿こそが創立者がお示しくださった短大の建学の3指針を身にたいした姿そのものであったと思います。予測のできない、変化の激しいこれからの社会にあって、生命の創造力を健やかに鍛えぬいた人が、いよいよ必要になっています。どうか、皆さんは、感謝と報恩の心をもって、朗らかに、人間共和の大道を歩みぬく、負けない女性であり続けてください」と語りました。
続いて、バーチンガー女史が卒業生に祝辞を送りました。

この日、石川惠子短大学長、蓮沼昭子氏、井上アヤ子氏、木暮信一氏、高橋一郎氏、藤井俊二氏、白石正樹氏、宮田幸一氏、青山由利氏に創大の名誉教授称号、長嶋敏子氏に創価女子短期大学の名誉教授称号が授与され、語学習得の成果を顕彰する創価大学シュリーマン賞、学業など知性輝く成果を残した学生・団体に創価大学ダ・ヴィンチ賞が贈られました。

本学創立者の池田大作先生はメッセージの中で「創立者として私が、いつも思いを巡らせることがあります。それは、わが創価の学位記授与を、日本中、世界中、どれほど多くの尊い庶民の方々が祝福してくれているか、ということです。大学に行けなかった方々をはじめ健気な民衆の期待と信頼が、これほど託された学位記はないと私は自負しております。建学の志を分かち合う教員の先生方、また職員の方々もきっと賛同してくれることでしょう。創価大学45期生の皆さん、創価女子短期大学33期生の皆さん、また通信教育部の皆さん、さらに大学院の皆さん、そして最優秀の留学生の皆さん!私は一人ひとりの奮闘を労い、たたえつつ、学位記を直接、手渡しする思いで、きょうの門出を全て見守っております。(中略)わが創大の名誉ある一員でもあるマンデラ大統領の笑顔を胸に浮かべつつ、若き希望の人華の皆さんに3点のエールを送ります。第一に、『不屈の根を張れ!誇り高き使命の大樹たれ』、第二に、『誠実の幹を太く!信頼の花を咲かせよ』、第三に、『世界市民の林立を!平和の種を蒔きゆけ』」とエールを送りました。

式典後には、卒業生全員で保護者への感謝を込めて『母』の合唱をしました。
ページ公開日:2019年03月22日