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2019年07月05日

創価大学男女共同参画推進センターが第8回講演会を開催しました

創価大学男女共同参画推進センター主催の第8回目となる講演会が、6月27日(木)に開催されました。東京家政大学女性未来研究所所長の樋口惠子氏が、「人生100年 女の一生・男の一生」と題して講演し、本学教職員および学生、一般の方など約150人が参加しました。

本講演会は「ライフイベントとジェンダー」の授業の一環で行われました。この授業では、創価大学男女共同参画推進センターが中心となって提供する共通科目で、セクシャリティやジェンダーの視点から、人間の成長・発達や男女の特性、アイデンティティについて考え、男女が平等に個々人の能力を発揮して、結婚、出産、育児、介護等のライフイベントへの取り組みについて考える機会が提供されています。さらに、男女共同参画社会のあり方について、職場・雇用や社会参加、行政の視点からもアプローチしています。

樋口氏は日本社会の少子高齢化に触れながら、「中国、韓国をはじめ諸外国でも少子高齢化は進んでおり、この問題への対応・解決は大きな問題になろうとしています。この問題を日本がどのように乗り越え、他の国の模範となれるかは重要であり、これは世界に向かって日本が果たせる社会貢献・世界貢献の道となるでしょう」と語りました。また、「高まる高齢化率のなかで、女性が占める割合はますます大きくなっているので、女性がハッピーでなければ、世の中や人生は暗くなってしまいます。平均寿命と健康寿命のひらきである10年以上の年月は、人生100年の1/10、高齢期の1/3に当たります。介護の問題などこれまで女性の役割であったものが、今では女性のみならず男性の課題にもなっています。日本の社会がどう変わっていくのか、人口構成や家族のあり方の劇的な変化への対応をしっかりと考えていくべきだと思います」と述べました。

参加した学生からは、「教科書では学べない、生の声、体験談などを含めた講演でとても説得力があり、「世界の中の日本」という視点で改めて日本を考えることができました」等の声が寄せられました。
ページ公開日:2019年07月05日