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2021年06月11日

ケビン・クレメンツ博士(ニュージーランド・オタゴ大学の平和紛争研究科初代学科長)が本学で講演しました

ニュージーランド・オタゴ大学の平和紛争研究科初代学科長のケビン・クレメンツ博士が、6月10日(木)に総合科目特講(担当:文学部・井上大介教授)で「ポストコロナ期の世界」をテーマにオンラインで講演し、約300名の学生と教職員が受講しました。

クレメンツ博士は、新型コロナウィルスのパンデミックについて、「全人類にとっての実存的な課題であり、安全保障上の脅威」であるとし、それが生命や存在の核心を脅かし、未来を不確かなものにし、恐怖と不安を生み出していると述べました。
また、博士は「危機には、危険と機会の両面があります。このような新型コロナウィルスの危険性を踏まえたうえで、機会はどこに見出せるのでしょうか。それは、私たちの恐怖心を和らげ、基本的なニーズを満たし、持続可能な未来を保証する新たな世界を思い描くことです」と述べました。
その上で、混乱や不安を生み出しているこのパンデミックを、共感的で、より平等で、より恐れが少なく、より汚染が少なく、より自然と調和した世界を構築するためのまたとない機会にしていこうと呼びかけ、「私たちは、この困難な世紀の残りの期間、平和、正義、幸福を促進し、世界的な問題に協力して取り組み、解決するために、すべての国から知性を結集することが必要です」と述べました。

講演後、受講者と活発な質疑応答が行われました。
ページ公開日:2021年06月11日