文学部の坂井孝一教授が監修を務めた、『ＮＨＫ大河ドラマ歴史ハンドブック　鎌倉殿の１３人 北条義時とその時代』がNHK出版から発売されました。
巻頭には、大河ドラマの時代考証者である坂井教授と作家の伊東潤氏による特別対談が掲載されています。

発売にあたっての坂井教授のコメントです。
「12月に入り、大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」の放映も1カ月後に迫ってきました。初回放送は1月9日（日）、1時間の拡大版です。それに先立ち、ＮＨＫ公式の『歴史ハンドブック』が出版されました。似たようなハンドブックやガイドブックが、これから続々と各出版社から発売されます。ただし、公式のものはＮＨＫ出版から発売されるこのハンドブックと、12月下旬に発売予定のドラマガイドだけです。（他の出版社のガイドブックにも私のインタビュー記事は掲載されますが。）
　ドラマの時代考証を務めている関係上、監修を任され、執筆者の選定をはじめ、系図、写真のキャプションに至るまで細かく目を通しました。執筆者は、現在、第一線で活躍中の若手・中堅の研究者で、内容はまさに第一級です。歴史的にドラマの予習をしたい方にお勧めの1冊といえます。中には私と学説の異なる研究者もいらっしゃいますが、手を加えることも意見することも、監修者としてあえてしませんでした。これにより、異なった見解も並立的に学べ、読者の皆様の知的好奇心を満たす最良のハンドブックになったと自負しています。」