5月31日（水）、2023年度創価大学牧口記念教育基金会「大学院生奨学金」の奨学生証書授与式が開催されました。同奨学金は、牧口記念教育基金会の助成により2012年に創設され、経済的に修学が困難な学生をサポートするものです。

授与式では、鈴木将史学長の挨拶に続き、代表して2名の奨学生が抱負を述べました。法学研究科法律学専攻・博士前期課程1年の外崎拓也さんは、「これから2年間、苦労も多くあるかと思いますが、自らの力を蓄える時であると決め、負けじ魂を燃やして挑戦の日々を歩んでまいります」と語りました。次に、理工学研究科環境共生工学専攻・博士前期課程1年の中野渡真弓さんは、「将来は、環境や人々の暮らしに焦点を当てながら、地球と人間が共存できる社会を形成することに貢献したいと考えています。そうした力を磨けるよう、さらに研究活動に力を注いでいく決意です」と述べました。

牧口記念教育基金会の髙梨幹哉理事長からは、創価教育の父である牧口常三郎先生の偉大な人生を継承すると共に、人々の幸福と世界の平和に貢献する人材を育成するため池田先生の手で創立されたのが牧口記念教育基金であると紹介し、「社会をより良い方向へ変えていく希望こそ、本学大学院生であると確信しています」とエールを送りました。

最後に田代康則理事長は、牧口記念教育基金会の多大な支援に感謝するとともに、大学院で学んだ自身の経験に触れながら、「『何のために学ぶのか』を自身に問いかけながら、おおいに研究に励み、磨いた力を社会に還元していってください」と期待を寄せました。