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2023年07月14日

教育学部の飯村周平講師の筆頭論文が国際的な学術誌に掲載されました

飯村周平講師が筆頭著者の論文「Interactions between environmental sensitivity and gut microbiota are associated with biomarkers of stress-related psychiatric symptoms」が、臨床心理学分野の国際的な学術誌『Journal of Affective Disorders』(注)に掲載されました。この論文では、環境刺激に対する感受性が高い人ほど、腸内細菌叢の多様性が低い場合に、ストレス関連精神疾患にかかわる炎症指標レベルが高くなることを報告しました。一方で、感受性が高い場合でも、腸内細菌叢の多様性が高い場合には、そうした関連がみられないことが明らかになりました。

飯村講師は「感受性が高い人にとって、腸内細菌叢の多様性を増やす介入が、もしかすると彼らのメンタルヘルスを改善する有効なアプローチに今後なるかもしれません」と語りました。

(注)『Journal of Affective Disorders』は、臨床心理学分野のトップジャーナルの一つで、うつ病や不安、感情、パーソナリティなど気分障害にかかわる広範囲のトピックを扱う査読付き学術誌です。

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ページ公開日:2023年07月14日