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2023年07月27日

長崎尚志氏(マンガ原作家・小説家・脚本家)の講演会を開催しました

7月14日(金)、本学中央図書館にてマンガ原作家・小説家・脚本家の長崎尚志氏を講師に迎え、「読書人カレッジ」を開催しました。


「読書人カレッジ」は株式会社読書人と日本財団が共同で2021年度から実施しており、大学生に向けて本を読むことや思考することの大切さを伝え、学生を本の世界へ誘う手助けを行うことを目的にしています。大学生の読書推進活動として、作家や研究者、書評家の方々が、各大学で「読書」に関する講演会等を行っています。


今回講師を務めた長崎尚志氏は、講演の前半で、20年間勤めた出版社での編集者時代を振り返り、日本を代表するマンガ家達とのエピソード等を交えながら、自身のキャリアや創作活動について語りました。後半は、自身の読書体験について紹介し、「"一つのジャンルの本を読むと、分からないことができて、そのことが知りたくて別の本を読む"という終わりのない旅が読書です。だから読書は面白いのではないかと思っています」と語りました。最後に長崎氏は、「今日皆さんに伝えたかったことは1つ目に『本を読んで欲しい』ということです。2つ目に『創作に興味がある方はなるべくチャレンジしていただきたい』ということです。"やりたい"と思うことは第一歩の才能だと思います。”夢ばかり追うな”と言いますが、意外と夢を追い続けている人は少ないです。皆さんの夢が実現することを願っております」とエールを送りました。

質疑応答の時間では、学生から多くの質問が寄せられ、講師と参加者の有意義な交流の機会となりました。参加者からは次のような声が寄せられました。
  • お話しが身に染みるように入ってきて、iPadで沢山メモを取りましたが、最後の一言の「本を読むこと」、「やりたい!は才能の一つ、第一歩」という言葉が特に印象に残りました。自分も本、漫画、映画どれも大好きなので、そういったものを創作する仕事に興味がある分、楽しい!面白い!やりたい!という気持ちを大事にして、自分を信じて色々な道に挑戦してみようと思いました。
  • 自分は出版業界に興味があったので、その業界のリアルな現状を知ることができました。また、長崎さんの話を聞く中で、いろんなエピソード、著者、本が出てきて、本との出会いや人物との出会いが長崎さんを変えたんだなと思いました。
  • 制作に携わる方の人生観や仕事の内容などに触れることができ、とても貴重な時間になりました。私は、演劇に興味があり、長崎さんからのやりたいと思うのは第一歩の才能という言葉がとても励みになりました。
ページ公開日:2023年07月27日