7月28日（金）、南米ボリビア多民族国の開発イノベーション大学より本学創立者池田大作先生に対して名誉博士号が授与されました。本部棟17階で挙行された授与式には、来日した同大学のホセ・アントニオ・デ・チャサール総長らが出席し、本学の田代康則理事長、鈴木将史学長、教職員、ボリビアからの留学生を含む学生代表らが歓迎しました。

開発イノベーション大学として初となる「名誉博士号」の授与となり、式典では本学鈴木学長に代理授与されました。同大学は、ボリビアの中心都市・サンタクルス市にキャンパスを置く私立大学です。2012年に創立され、経営、工学、ガストロノミー（美食）・観光、情報・テレコミュニケーション（電気通信）の４学部に約1800人の学生が学んでいます。

デ・チャサール総長は、授与の辞の中で「池田先生は、優れた人間主義の感覚を持って、人間同士、国家間の関係を良くするために必要な変革の指揮を執っておられます。その基盤の一つが、まさに教育を通じての人格形成であります。教育に汗を流す目的は、人間がより自由になり、人権が一握りの人の所有物ではなく、全ての人の財産となり得る、より良き世界、より公平な世界をつくることです」とスピーチしました。

創立者池田先生は、代読された謝辞の中で、「貴・ボリビア開発イノベーション大学の校章に掲げられた『知識と教養の新機軸』とのモットーは、目覚ましい進歩を遂げる人工知能や情報通信技術をはじめ、現代のテクノロジーを自在に活用しながら、自他共に『幸福』へ導き、社会を『繁栄』へリードし、そして人類を『平和』へ促しゆく『智慧』の挑戦と、私には迫ってくるのであります。（中略）本日より私も、貴大学の誉れ高き一員として、敬愛してやまない総長ご夫妻と手を携え、8300人を超える創大出身の教師、ならびに、若き生命を慈しみ育む全ての同志と共に、人間教育の栄光と凱歌の大道を邁進してまいります。貴大学の限りなき発展、そしてサンタクルスをはじめ、わが永遠の憧憬の宝土・ボリビアのご繁栄を、心よりお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます」と述べました。