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2023年12月02日

「創価大学所蔵 ゲーテ重宝展」が開幕しました【12月1日~22日】 ― 日本初公開の直筆書簡など

『若きヴェルテルの悩み』等の名作で知られるドイツの文豪・ゲーテの貴重資料を展示した、「創価大学所蔵 ゲーテ重宝展」が12月1日(金)、本学中央教育棟で開幕しました。

今回の展示は、2003年3月10日、創立者池田大作先生が第1回特別文化講座として、「人間ゲーテを語る」と題して学生を前に行った約90分の講義より20周年の節目を記念するものです。これまで本学が収集してきた、ゲーテの初版本や直筆書簡9通を公開します。

特に書簡は、ゲーテの子どもたちのなかで唯一成人した息子・アウグスト宛のものが多く、ゲーテ晩年の名作『西東詩集』や「マリーエンバートの悲歌」に関連する記述を含むなど、歴史的価値の高いものです。日本国内では最多の直筆書簡コレクションであり、うち7通は日本で「初公開」となります(書簡はレプリカによる展示)。

同日行われた開幕式では、鈴木将史学長の挨拶に続き、ドイツ大使館のゼーンケ・グロートフーゼン一等書記官が本展示会への期待を述べた後、元日本ゲーテ協会会長の森淑仁東北大学名誉教授からの祝辞が伊藤貴雄文学部教授により紹介されました。
田代康則理事長は2003年の創立者による特別文化講座「人間ゲーテを語る」を振り返り、「創立者が目指された、世界の平和と人々の幸福という遠大な目標を、私たちが受け継いでまいりたいと思います」と語りました。その後、ゲーテの詩「野ばら」によるシューベルトとヴェルナーの歌曲が、足立広美教育学部准教授と学生により演奏されました。
また、創立者の「人間ゲーテを語る」のハイライト上映が行われ、本展示会を監修した田中亮平副学長が展示品を解説しました。

展示会の概要は下記の通りです。

■創価大学所蔵 ゲーテ重宝展
【開館時間】12月1日(金)~22日(金)9時~18時 
【会場】 創価大学中央教育棟1階エントランス(東京都八王子市丹木町1-236)※入場無料
【主催】 創価大学
(監修:田中亮平・伊藤貴雄、制作:池田大作記念創価教育研究所)
【展示品】
  • ゲーテ直筆書簡 9通 全17頁 1819~23年(本邦初公開を含む・レプリカ)
  • 『若きヴェルテルの悩み』1775年 第2版(初版第2刷)
  • 『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』全4巻 1795~96年 初版
  • 『ゲーテ全集』全61巻 1827~30年、1832~42年 初版(ポケット版)
【問い合わせ先】 池田大作記念創価教育研究所 KIZOU-sokyoken@soka.ac.jp
ページ公開日:2023年12月02日