Call for Proposals

プロポーザル募集のお知らせ

本シンポジウムを開催する2026年は、過去を振り返り、未来に向けて新たな行動とる重要な年です。ちょうど30年前の1996年、池田大作は、コロンビア大学ティーチャーズカレッジで「世界市民教育に関する一考察」を講演し、以下の3つの資質を備えた人間を教育するべきであると訴えました。

  • 生命の相関性を深く認識しゆく「知恵の人」
  • 人種や民族や文化の“差異”を恐れたり、拒否するのではなく、尊重し、理解し、成長の糧としゆく「勇気の人」
  • 身近に限らず、遠いところで苦しんでいる人々にも同苦し、連帯しゆく「慈悲の人」

(1996/2021, pp.6-7)

また、2025年は第二次世界大戦終結から80年という歴史的節目に当たります。この時に、平和、民主主義、そして教育の可能性に対して新たな決意をしようとする私たちの前には、ナショナリズムの台頭、地政学的緊張の激化、若い世代における政治・市民参加の低下など、深刻な課題が広がっています。これらの課題に挑戦するためには、民主主義の意義や目的、教育の役割について改めて考察する必要があるでしょう。

ジョン・デューイは『民主主義と教育』(1916年)の中で、「民主主義とは単なる統治形態ではなく、何よりもまず人々が互いに結びついて生活し、ともに形成しながら伝え合う経験の一様式である」と述べ、継続的な対話と協働を通じて民主的習慣を育む教育の重要性を強調しました(1916/2008, p.94)。また、デューイは民主主義を「生き方」と表現し(1939/2008, p.227)、世代ごとに更新されるべき不断の追求であるとしました。

同様に、池田(2005/2021)は、真の民主社会は外部の権威や力によって押し付けられるものではないと述べています。「適切な道は、人々の内にある能力を引き出し、それを自律と自発性により民主社会の構築に向けて発揮させることである」とし(p.159)、価値を創造し地域社会に貢献できる個人を育む教育の重要性を示しています。

本シンポジウムでは、教育学、政治学、哲学を含めた幅広い研究者だけでなく、教育、社会実践に関わる実務者の皆様と共に、「民主主義、教育、そして価値創造」という問題を考えていきたいと思います。現代における民主主義の意味は何か、そのなかで教育はどのような役割を果たせるのか、さらには、多様に変化するグローバル社会で価値を創造し続ける人間をどのように育むことができるのか、話し合っていきたいと思います。

探求テーマ例

  • グローバル文脈における民主主義の意味と目的の変化
  • 民主的関与とグローバル的責任を育む教育の役割
  • 民主主義と世界市民教育の関連性
  • 価値創造教育と世界市民教育の関連性
  • 教育的、哲学的、政治的、社会的、歴史的、経済的視点からの世界市民
  • 世界市民教育における実証的研究や実践

提出ガイドライン

  • 発表タイトル
  • 発表者名と所属
  • 概要:英語約300語、中国語400字、日本語500字程度。

以下を含むこと:

  • 研究目的
  • 概念的/理論的枠組み
  • 研究デザイン/方法論
  • 結果と示唆
  • 3つのキーワード
  • 参考文献一覧(英語の場合はAPAスタイル)

提出先:GCE@soka.ac.jp(締切:2026年7月31日)

2名の査読者によるブラインド・ピアレビューを経て、採否通知を送付します。

 

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