2005年から2008年にかけて、CETLでは「ティーチング・ポートフォリオ」プロジェクトを実施しました。「ティーチング・ポートフォリオ」とは、詳細な講義要項(シラバス)に、教育目標や授業設計の意図および授業後の感想など、授業に関する教員の解説に、具体的な学生の成果物(学生による授業アンケート結果を含む)など、振り返りのための資料を加えた授業記録ファイルです。
学生による教員の授業評価の一環として、1999年より授業アンケートを実施しています。現在は授業アンケート委員会が設置され、全学で統一した方式で実施しています。また委員会では毎年アンケート内容や実施方法に関する反省点や課題や改善事項が検討され、翌年度のアンケート内容に活かされています。
2006年度から授業アンケートの項目にある授業外学習時間(質問1~2)に着目し、授業外学習時間が向上するよう努力目標を設定し、学内への周知と、教員の授業改善を求めました。これを受け、2008年度にはFD委員会において「授業外学習時間確保3ヵ年計画」が策定され、3ヵ年計画で全学的に授業外学習時間を一定レベルにまで引き上げる取り組みが開始されました。
GPA数値の卒業要件化を導入することに伴い、シラバスの項目についても、より詳細な記述が求められることが確認されました。特に成績評価について、どのような方法で評価されるのかを具体的に明記していくことが求められます。
「アドバイザー制度」は履修内容や学生生活のアドバイスなどについて、15人前後の学生を1人の教員が指導する制度です。
創価大学が学位を授与するには、学位規則(昭和28年文部省令第9号)および創価大学学位規則第3条(学位授与の要件)、創価大学学則第18条(学位の授与)、創価大学大学院学則第17条(学位の授与)、創価大学専門職大学院学則第34条(学位の授与)、創価大学教職大学院学則第12条(学位の授与)に定められています。