皆さん、ご存知でしょうか?大学女子柔道の三人制では、階級制限がなく、組み合わせによっては、一回りも、二回りも大きな相手と対戦することもあります。
「朝練は6時30分にスタートし1時間、一日大学の授業を終えて、放課後にまた3時間半の練習。きつい練習を乗り越えた先に勝利がある。応援してくれる方々に恩返しをする。そう決意し全員で挑みました」―6月29日全日本学生柔道優勝大会で、3位の結果に輝いた本学女子柔道部を代表して、前原幸恵さん、峯田千裕さん、小山内茉緒さんに大会にかけた思い、今後の抱負などの話を聞きました。
「朝練は6時30分にスタートし1時間、一日大学の授業を終えて、放課後にまた3時間半の練習。きつい練習を乗り越えた先に勝利がある。応援してくれる方々に恩返しをする。そう決意し全員で挑みました」―6月29日全日本学生柔道優勝大会で、3位の結果に輝いた本学女子柔道部を代表して、前原幸恵さん、峯田千裕さん、小山内茉緒さんに大会にかけた思い、今後の抱負などの話を聞きました。
全国3位、おめでとうございます!今大会にかけた思いを教えてください。
前原幸恵さん
前原さん:創立者やOBOGの方がいつも激励してくださり、日本一という形で恩返しできたらいいなと思っていました。今年は絶対に日本一になるという強い思いで挑みました。しかし、私は思っていた以上に緊張していて、一回戦もギリギリで引き分け。失点0の完全優勝を目標にしていたのですが、二回戦でチームの初失点を私が出してしまい、とても悔しかったです。まだまだこれからだなと感じる大会でした。
峯田千裕さん
峯田さん:昨年の負けを忘れずに、練習ではつらいこと、きついことなどたくさんありましたが、乗り越えたら絶対日本一になれると思い、私は全国大会で全部ぶつけようと臨みました。
練習は、自分自身の弱い気持ちとの闘いの連続です。先輩、後輩、同期と支え合いながら頑張ってこられたかなと思います。私は三回戦の慶應義塾大学戦から出場しました。とても緊張していて、開始後1分半はガチガチな柔道しかできず、相手に組手を読まれていました。これではまずいと思って、ワンチャンスを逃さないように、この試合で負けちゃいけない、後輩がこれだけ頑張っているんだから、自分が一本を取らなきゃと必死でした。審判の「待て」の声がかかった時に、監督や仲間の声が聞こえて冷静になれました。
練習は、自分自身の弱い気持ちとの闘いの連続です。先輩、後輩、同期と支え合いながら頑張ってこられたかなと思います。私は三回戦の慶應義塾大学戦から出場しました。とても緊張していて、開始後1分半はガチガチな柔道しかできず、相手に組手を読まれていました。これではまずいと思って、ワンチャンスを逃さないように、この試合で負けちゃいけない、後輩がこれだけ頑張っているんだから、自分が一本を取らなきゃと必死でした。審判の「待て」の声がかかった時に、監督や仲間の声が聞こえて冷静になれました。
小山内茉緒さん
小山内さん:今回、応援してくださる方々に直接触れる機会が多かったです。あと、4年生の先輩方が、自身のことよりも後輩のためにと、自分の時間をこじあけてまで一緒に練習してくれました。応援し続けてくれる方々、また、4年生のためにも私が必ず一勝して、チームを牽引するんだという気持ちでした。
今年の私たちのチームはとても強い選手や体が大きい選手がいるわけではありません。東京都予選でも、勝てるところでしっかり勝たないといけませんでした。だからこそ、その中で自分が一つ勝利して、チームを日本一に導きたいと思っていました。しかし、その予選でも決勝で私が負けてしまいチームの流れが変わってしまいました。全国大会では、予選でチームに迷惑をかけてしまった分を取り返すとの気持ちで、出場させてもらえる試合で、全部一本を取ってくるという気迫で臨みました。
今年の私たちのチームはとても強い選手や体が大きい選手がいるわけではありません。東京都予選でも、勝てるところでしっかり勝たないといけませんでした。だからこそ、その中で自分が一つ勝利して、チームを日本一に導きたいと思っていました。しかし、その予選でも決勝で私が負けてしまいチームの流れが変わってしまいました。全国大会では、予選でチームに迷惑をかけてしまった分を取り返すとの気持ちで、出場させてもらえる試合で、全部一本を取ってくるという気迫で臨みました。
ハードな日々の練習で心がけていることは何ですか?
試合前に全員で円陣を組む
小山内さん:まだまだ本当に心がけているだけですが、チームの全体観に立って、自分がしんどくなっても、しんどいのは自分だけではなく、周りもみんな同じ気持ちだから、そういう時に、チームに一声かけたり、後輩に一声かけたり、そういうことができるようになりたいと思っています。体と心が合わずなかなかできなくて、うまくいかなったりすると「ダメだぁ」とか思ってしまうんです。そういうところを少しずつ乗り越えていきたいと思っています。
峯田さん:練習中、全体に「元気出していこう」とか声をかけています。ただ、一人ひとりに手を差し伸べたり、声をかけたりすることがなかなかできなくて、苦戦しています。今3年生で、次は4年生になります。チームの全体観に立って一人ひとりのことを、もっともっと見ていきたいなと思っています。柔道は、試合では1対1です。しかし、団体戦はチームプレーだと思います。チームで畳に立つのは3人。しかし、試合では部員全員の団結が必要になってくるので、日本一への思いで結束していきたいです。
峯田さん:練習中、全体に「元気出していこう」とか声をかけています。ただ、一人ひとりに手を差し伸べたり、声をかけたりすることがなかなかできなくて、苦戦しています。今3年生で、次は4年生になります。チームの全体観に立って一人ひとりのことを、もっともっと見ていきたいなと思っています。柔道は、試合では1対1です。しかし、団体戦はチームプレーだと思います。チームで畳に立つのは3人。しかし、試合では部員全員の団結が必要になってくるので、日本一への思いで結束していきたいです。
一戦一戦に全力で挑む
前原さん:後輩の茉緒(小山内さん)は、練習にすごくまじめに取り組みます。大会前には男子と練習することも多く、メニューは同じでも、男子の方が力も強いし、やりにくく、思い通りにいかないことがあると思うのですが必死にやっている。練習に打ち込む姿勢を見ていて励まされるし、「もっと自分もやんなきゃな」って思わされる存在です。
自分も練習中に、つらくなった時、ここで負けるんじゃなくて、「ここからだ」という気持ちをもって練習をやることと、後輩へ少しずつ「調子はどう?」とか声をかけることを心がけています。これらのことは、今までの柔道部の先輩たちがやってきてくださったこと。それを私たちが後輩にできるようになって、支えていけるようになりたいと思っています。
練習の中でも乱取りの後半になると結構きついです。特に、夏、暑さで集中力が切れそうになった時、つらさに負けて全体の練習の士気を下げてしまう可能性があります。そんな時は、応援してくださる方々のことを思い出し、「ここは粘ろう」と気持ちを入れて臨んでいます。また、熱くなって自分のことしか考えられていない時は、一歩引いて全体を見渡し、冷静さを取り戻すようにしています。
自分も練習中に、つらくなった時、ここで負けるんじゃなくて、「ここからだ」という気持ちをもって練習をやることと、後輩へ少しずつ「調子はどう?」とか声をかけることを心がけています。これらのことは、今までの柔道部の先輩たちがやってきてくださったこと。それを私たちが後輩にできるようになって、支えていけるようになりたいと思っています。
練習の中でも乱取りの後半になると結構きついです。特に、夏、暑さで集中力が切れそうになった時、つらさに負けて全体の練習の士気を下げてしまう可能性があります。そんな時は、応援してくださる方々のことを思い出し、「ここは粘ろう」と気持ちを入れて臨んでいます。また、熱くなって自分のことしか考えられていない時は、一歩引いて全体を見渡し、冷静さを取り戻すようにしています。
皆さんが創価大学柔道部に入部しようと思ったきっかけを教えてください!
寮生活を通じて姉妹のような仲の良さ
峯田さん:高校2年生の時に見学に来させていただきました。先輩方が2度目の日本一になった時だったんです。石橋監督とも話し、ここだったら日本一を目指せると思いました。先輩方もすごく良くしてくださって、知り合いが誰一人いない高校生がパッと練習に現れたのに、「よく来たねー!」とすごい歓迎してくださって、自分もこんな先輩になりたい、創価大学で学ぶ柔道を通じて、日本一になりたいなと思いました。
前原さん:私は実は、大学で柔道を続けようか悩んでいました。教育に興味があって、教育学部に進学しようと思っていました。そんな時に、両親から創価大学を紹介され、勉強しながら柔道ができる大学だと知りました。高校の柔道部の監督に創価大学への進学の意思を伝えたら、すぐに石橋監督が資料をもって栃木県まで会いに来てくださったんです。大学の話や柔道部の話をたくさんしてくださって、「一緒に日本一目指して頑張ろう!」と言ってくださったのが決め手で創価大学に進学することを決めました。
前原さん:私は実は、大学で柔道を続けようか悩んでいました。教育に興味があって、教育学部に進学しようと思っていました。そんな時に、両親から創価大学を紹介され、勉強しながら柔道ができる大学だと知りました。高校の柔道部の監督に創価大学への進学の意思を伝えたら、すぐに石橋監督が資料をもって栃木県まで会いに来てくださったんです。大学の話や柔道部の話をたくさんしてくださって、「一緒に日本一目指して頑張ろう!」と言ってくださったのが決め手で創価大学に進学することを決めました。
練習は真剣、普段は自然と笑顔が
小山内さん:私は強豪の他大学からも声をかけてもらっていました。高校も愛媛の強豪校で柔道をしていました。強豪校の特徴は部員数も多く、全員で柔道をするというよりも、個々で「やる人はやるけど、やらない人はやらない」、そういう感じが高校でもありました。そのような環境でつらい思いをして、大学でも同じ思いをするのは嫌だと思っていたところ、創価大学を紹介されて、一度練習に来ました。ここでは困っている一人を孤独にさせないんです。全員で励ますし、全員で柔道に取り組みます。その姿勢を強く感じ、先輩方も温かく、人として尊敬できる方ばかりでした。私は大学に行くなら、柔道だけでなく、勉強もしっかりやりたいし、人間的にも成長したいと思っていたので、ここで学びたいと思いました。創価大学は、自分だけでなく、全員で強くなろうとしています。もちろん、その分、しんどいこともありますが、本当に人として成長させてもらえます。見学の際も、練習はもう体当たりで、バチバチです。温かさとかは全くなかったのですが、練習の後に、後輩の勉強の面倒を見ている先輩がいたんです。本当にすごい先輩方だなと思ったんです。入部後もお二人をはじめ、先輩達に助けてもらってばかりで。私も2年生になったので、後輩に尽くせるようになりたいです。
今後の抱負を教えてください。
伝統の全員柔道で日本一を目指す!
小山内さん:今週末(7月7日)、全日本ジュニアの東京都予選(※1)があります。予選を優勝し、全日本でも成績を残したいと思っています。大学時代の目標として、団体・個人で優勝できるようにしっかりと日本一になる準備をしていきます。必ず達成したいと思います。
峯田さん:今年は残すところ個人戦だけなので、勝利の報告ができるように一日一日の練習に頑張っていきたいと思っています。また、来年は4年生になります。日本一に向けた戦いはもう始まっているので頑張っていきたいと思います。
前原さん:個人も団体も日本一を目指して、来年は自分たちとってすべてが最後の年になるので、後輩たちが「4年生と共に戦いたいです」と言ってもらえるような存在になれるようになることと、自身の成長をかけて残りの大学生活を送っていきたいと思います。
(※1)小山内さんは70kg級で3位になり、全日本大会への出場を決めました。
峯田さん:今年は残すところ個人戦だけなので、勝利の報告ができるように一日一日の練習に頑張っていきたいと思っています。また、来年は4年生になります。日本一に向けた戦いはもう始まっているので頑張っていきたいと思います。
前原さん:個人も団体も日本一を目指して、来年は自分たちとってすべてが最後の年になるので、後輩たちが「4年生と共に戦いたいです」と言ってもらえるような存在になれるようになることと、自身の成長をかけて残りの大学生活を送っていきたいと思います。
(※1)小山内さんは70kg級で3位になり、全日本大会への出場を決めました。
PROFILE:
まえはら ゆきえ Yukie Maehara
[好きな言葉]
逆境の中で咲く花は、どの花よりも貴重で美しい
[性格]
几帳面、マイペース
[趣味]
旅行
[最近読んだ本]
ミヒャエル・エンデ「モモ」
PROFILE:
みねた ちひろ Chihiro Mineta
[好きな言葉]
桜梅桃李
[性格]
世話焼きだか、自分の事はマイペース
[趣味]
音楽鑑賞
[最近読んだ本]
瀬尾まいこ「僕らのごはんは明日で待っている」
PROFILE:
おさない まお Mao Osanai
[好きな言葉]
自分らしく
[性格]
明るい
[趣味]
音楽鑑賞
[最近読んだ本]
長谷部誠「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」
ページ公開日:2019年07月16日