創価大学キャリアセンターが主催する課外講座「グローバルリーダーカレッジ(以下GLC)」の集大成として、社会課題解決立案コンテスト「RevoPro(レボプロ)」が7月10日に開催されました。優勝チーム「Face to Ace」のリーダー矢吹茜さん(理工学部3年)、松岡孝伸さん(法学部3年)、庵下さやかさん(経済学部3年)、長井和輝さん(経済学部3年)、小川恒星さん(経済学部3年)、伊東広美さん(国際教養学部3年)に話を伺いました。
まずはじめに、GLCについて教えてください!

GLC説明会の様子
庵下さん:キャリアセンター主催のGLCは、社会を牽引する人財の育成を目的に、2006年度に開講された学部横断型の課外講座です。創立者池田大作先生が提唱する「創造的人間」および「地球市民」の考えのもと、「Global」と「Leader」の2つをキーワードに、現実社会で活躍するリーダーの育成を目指しています。講座は理論と実践を融合するカリキュラムで構成され、講師や運営スタッフは民間企業に勤める卒業生の先輩方が中心となって担当してくださっています。
どのような想いでGLCに挑戦しようと思ったのですか?
松岡さん:将来、大学で学ぶ専門知識を活かし、地球社会の平和実現に貢献できる人になりたいと思い、GLCはその土台を築くことができるプログラムだと考え、受講しました。
矢吹さん:将来の夢である研究者になるうえで、周囲と協力して物事を成し遂げるリーダーシップを身につけたいと考えたからです。
長井さん:GLCに所属している先輩から話を伺い、これからの人生に大きなインパクトを与えられるような挑戦ができると感じたからです。
矢吹さん:将来の夢である研究者になるうえで、周囲と協力して物事を成し遂げるリーダーシップを身につけたいと考えたからです。
長井さん:GLCに所属している先輩から話を伺い、これからの人生に大きなインパクトを与えられるような挑戦ができると感じたからです。
特に印象に残っているGLCの講座を理由を含めて教えてください。
長井さん:「Global Analytics」の講座が特に印象に残っています。この講座では、世界で起こっている様々な問題を事例として扱います。その中でパレスチナとイスラエルの紛争問題に対し、両国の歴史的背景や文化、また実際に被害を受けている人々と彼らに対する政府の対応、考え方などを様々な観点から分析しました。この講座を通して、物事を多角的に捉えることの重要性を学べました。
伊東さん:「ファシリテーション」講座です。私はミーティングやディスカッションを円滑に進めることに苦手意識を強く持っていましたが、ファシリテーションに関する知識を学び、実践する機会を得て、苦手意識を克服できました。
小川さん:1年の秋学期に受講した「考えるとは何か」ということを学ぶThinkの講座です。考えるとは、問題も解答も主体的に導き出す創造的問題解決であること、なぜを常に問うこと、仮説から始めることなど、私が今まで思い描いた「考える」を根本から問い直す機会になった講座でした。
伊東さん:「ファシリテーション」講座です。私はミーティングやディスカッションを円滑に進めることに苦手意識を強く持っていましたが、ファシリテーションに関する知識を学び、実践する機会を得て、苦手意識を克服できました。
小川さん:1年の秋学期に受講した「考えるとは何か」ということを学ぶThinkの講座です。考えるとは、問題も解答も主体的に導き出す創造的問題解決であること、なぜを常に問うこと、仮説から始めることなど、私が今まで思い描いた「考える」を根本から問い直す機会になった講座でした。
社会課題解決立案コンテスト「RevoPro(レボプロ)」って、何ですか?
松岡さん:GLCの学びの集大成として、社会課題の解決策を立案します。複数の受講生がチームを組み、約3カ月間、ある国の本質的課題とその解決策を徹底的に考え抜きます。各チームが考え抜いた解決策を本学教員や社会の第一線で活躍するコンサルタントの前で発表し、その成果を競うものです。
今回はどのような社会課題をテーマに、解決策を立案したのですか?

プレゼンテーション(発表)の様子
伊東さん:私たちが取り組んだテーマは「エジプト・カイロのごみ問題」です。カイロには様々な課題がありましたが、問題を構造化する中で、一番取り組むべきはごみ問題であるという結論になりました。カイロではごみ分別を、特定の地域に住むインフォーマルセクターと呼ばれる人々に頼っています。しかし、そこに住む人達だけでは今後の人口増加に伴うごみの増加に対応ができません。そのため、インフォーマルセクターの負担を減らし、ごみを効率的に回収できるよう、カイロの人々にとってなじみのない分別を、ポイント還元機能のあるアプリを用いた施策を提案しました。
:今回、コンテストで優勝できたのは、どのような点が評価されたからですか?

表彰式の様子
矢吹さん:チームとして大切にしてきた「当事者の目線に立つということ」だと思います。ごみ問題によって被害を受けている人は具体的に何に苦しんでいるのか、どうすれば、私たちの解決策が実行されるのかなど、徹底して考え抜き、解決策をまとめた点が評価されたのだと思います。
今回の経験やこれまでのGLCでの取り組みを通して、ご自身にどのような変化(成長実感等)がありましたか?
庵下さん:当事者意識を持つことと柔軟性です。今回のRevoPro(レボプロ)では、対象都市の課題とその解決策を考え抜く中で、より現地の人の立場に立って考えることができるようになりました。また、講座やグループでのプロジェクトを通じて、以前よりもリサーチや発言など、チーム内での役割に対して柔軟に対応できるようになりました。
小川さん:今回の経験を通して、問題を全体的に俯瞰・整理し、複合的に分析する力が身につきました。私はチームの中でもロジックの整合性にこだわり、自分なりのストーリーライン(全体構成)を事前に作成し、毎回のミーティングに参加していました。その結果、課題解決の目的やビジョンから脱線しない発言ができたと思います。また、全体を整理していく上で、各問題との関連性などを構造化でき、より複眼的に本質的課題の分析ができるようになりました。
伊東さん:今回のRevoPro(レボプロ)で対象都市の方に喜んでいただける施策を考え抜く中で、当事者に思いをはせる想像力と共感力が身についたと感じます。またレボプロを含め、これまでのGLCでの取り組みを通して、「社会課題や地球規模課題の解決に貢献する人材になりたい」との思いが一層深まり、そのような問題を自分事として捉えるようになりました。
小川さん:今回の経験を通して、問題を全体的に俯瞰・整理し、複合的に分析する力が身につきました。私はチームの中でもロジックの整合性にこだわり、自分なりのストーリーライン(全体構成)を事前に作成し、毎回のミーティングに参加していました。その結果、課題解決の目的やビジョンから脱線しない発言ができたと思います。また、全体を整理していく上で、各問題との関連性などを構造化でき、より複眼的に本質的課題の分析ができるようになりました。
伊東さん:今回のRevoPro(レボプロ)で対象都市の方に喜んでいただける施策を考え抜く中で、当事者に思いをはせる想像力と共感力が身についたと感じます。またレボプロを含め、これまでのGLCでの取り組みを通して、「社会課題や地球規模課題の解決に貢献する人材になりたい」との思いが一層深まり、そのような問題を自分事として捉えるようになりました。
今回の経験やこれまでのGLCでの学びを踏まえて、これからの創大生活での挑戦について教えてください。
庵下さん:お世話になった方々に恩返しができるよう、そして社会に還元できる人材になるため、海外留学へ挑戦し、精一杯学び抜きます。
松岡さん:本年10月に開催予定の第51回創大祭で実行委員長を務めます。コロナ禍で大変な状況ではありますが、GLCで学んだことを胸にイベントを大成功させたいと思います。そして、世界中へ希望を届けていくことができる、リーダーに成長したいと思います。
矢吹さん:このRevoPro(レボプロ)を通してメンバーと助け合いながら成長することができたこの経験を糧に、これからも他者の幸福や世界の繁栄に寄与できる研究者になれるよう、挑戦していきます。
松岡さん:本年10月に開催予定の第51回創大祭で実行委員長を務めます。コロナ禍で大変な状況ではありますが、GLCで学んだことを胸にイベントを大成功させたいと思います。そして、世界中へ希望を届けていくことができる、リーダーに成長したいと思います。
矢吹さん:このRevoPro(レボプロ)を通してメンバーと助け合いながら成長することができたこの経験を糧に、これからも他者の幸福や世界の繁栄に寄与できる研究者になれるよう、挑戦していきます。
最後に一言、お願いします。
小川さん:最終報告会を視聴してくださった皆様、応援し続けてきてくださった皆様、支えてくださったすべての皆様、本当にありがとうございました。コロナ禍でほとんどの活動がオンラインであり、不安なことも多くありました。しかし、そんな中でもRevoPro最終報告会まで走り抜くことができたのは多くの支えがあったからだと思います。今回の経験を最大限に活かし、これからも頑張っていきます。
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ページ公開日:2021年09月01日