創大Days

2021年09月21日 14時41分

丹木の歳時記2021 長月(二)

創大Days編集部

秋のお彼岸の頃に咲く彼岸花(ヒガンバナ)には曼珠沙華(マンジュシャゲ)の別名も。日当たりの良い「文学の池」の彼岸花にはアゲハチョウやクロアゲハが蜜を求めてやってきます。よほど美味しいのか、花の間を飛び交いながら存分に味わっています。花は甘い蜜で昆虫を呼び寄せ、受粉の手助けをして貰います。ところが日本の彼岸花は種をつけないので、蝶に蜜を提供したところで彼岸花には何の得もないはずなのですが・・。落葉の下に卵を産み付けているのはツマグロヒョウモン。ミドリヒョウモンやモンシロチョウの姿も見られます。木々の実は赤く色付くことで鳥に食べてもらい、種を遠くに運んでもらいます。日増しに深まる秋景色の中、生き物たちは懸命に次の世代に命を繋いでいます。
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ページ公開日:2021年09月21日 14時41分


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