創大Days

2022年05月02日

丹木の歳時記2022 卯月(四)

創大Days編集部

桜から躑躅(ツツジ)へと季節の花が交代しました。筍(タケノコ)もニョキニョキ顔を出しています。この時期に見られる武蔵鐙(ムサシアブミ)、浦島草(ウラシマソウ)、雪餅草(ユキモチソウ)はいずれもサトイモ科テンナンショウ属に属します。これらの植物は雌雄異株(しゆういしゅ)ですが、成長や栄養の状態で性転換する性質が知られています。株が小さいうちは雄株、ある程度大きくなると雌株になります。雌株が結実し、株の力が弱まると再び雄株に戻ります。雄株から雌株への受粉にはキノコバエが媒介しています。テンナンショウ属には毒性がありますので、雪餅草をアイスの「雪見だいふく」と間違えて食べないようにしましょう(笑)。
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ページ公開日:2022年05月02日


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