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2014年05月14日

ベルベル語の世界初となる体系的な文法書を完成!

創大Lab編集部

石原 忠佳 文学部教授
22歳でアフリカを夢見て日本を飛び出し、異国の文化、言語、価値観に触れ、人の個性の豊さと、違いへの寛容さに感動を覚えたという石原教授。40年前のアフリカは、まさに未知の国。そこでまず北アフリカに近いスペインの国立グラナダ大学の哲文学科でラテン語、アラビア語、フランス語、ヘブライ語を修得。大学で出会ったアフリカ人の友人たちから話を聞いたり、アフリカの地から戻ってきた人々から情報を得たりしながら、未知の国へと踏み出す準備をしていったといいます。そして、ついに、アフリカへの一歩を印したのが、モロッコ。そこで出合ったのが、アラブ人でも理解できないモロッコのアラビア語。そこから、アフリカ最古といわれる原住民の末裔であるベルベル人がモロッコに居住し、長きに渡って他の民族による侵略と支配を受けてきたベルベル人の歴史を反映して、フェニキア語、ラテン語、ゲルマン語、ギリシャ語、そして最大にアラビア語、近代に入ってスペイン語、フランス語などの影響を受けた、発音も異なるモロッコ・アラビア語、ベルベル語が誕生したと知ったと言います。以来、ベルベル人と彼らの話すベルベル語に興味を持ち、研究していくことに。そして、40年の月日を経て、このたびベルベル語の世界初となる体系的な文法書を完成させた、石原教授に話を聞きました。
<div style="text-align: right;"><span style="color:#808080;"><span style="font-size:14px;">※掲載内容は取材当時のものです。</span></span></div>
ページ公開日:2014年05月14日


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