この度、本学の国際仏教学高等研究所では、以下の出版物を刊行いたしました。

　一、『創価大学・国際仏教学高等研究所年報』第22号, 390頁, 図版24頁
　二、『インド公文書館蔵ギルギット出土写本：般若経(2)』第2巻第2分冊, 11頁, 図版67頁
　三、『マハーヴァストゥ』新校訂本第三冊, 635頁

いずれも世界の研究者に私たちの研究成果を知っていただき、また世界の優れた研究者が投稿できるように、全篇英文で書かれています。その甲斐が実り、今や、仏教学の分野で、世界でもっとも注目され、またもっとも高い評価を得る刊行物となりました。毎年、フランス学士院の総会でも紹介していただいています。
『年報』には、国内外の著名な仏教研究者から高い水準の論文を沢山寄稿していただき、世界初公開の写真資料も多く掲載され、インドからガンダーラ・中央アジア・中国までに至る仏教碑文・文献・思想・考古・美術に関する様々な論文21本と百花繚乱の内容となっております。私ども研究所の研究員・客員研究員も都合六篇の論文を出させていただきました。
また仏教学の分野で、世界で最も評価を受けている研究雑誌であることの証しとして、今号からは、仏教学・インド学・中央アジア学を世界的に牽引している39名に編集委員になっていただきました。私どもが積み重ねてきた業績に対して、世界の本物の学者たちが高い評価と全幅の信頼をくださったものと感激しています。
『年報』と『マハーヴァストゥ』は、国際仏教学高等研究所ウェブサイトで閲覧・ダウンロードが可能です。